57/72
057 老人はよくしゃべる
鬼崎のターンはまだ終わっていなかった。その後もペーニャ内野手の痛い部分を突いて、徹底的に追及する。全てはペーニャに痩せて欲しい一心でそう言っていた。ところが、こんな事を言うのはあれだが鬼崎のように古希を過ぎた老人があれこれと喋るのは若い者の視点で言えば、かなりうざったいに違いない。だからと言ってトークを止めようと思っても、もう止まらない。それだけ普段から喋りたりないのだ。家に帰っても誰もいないし、喋る相手はどうしてもチームメンバーになってしまう。
鬼崎のターンはまだ終わっていなかった。その後もペーニャ内野手の痛い部分を突いて、徹底的に追及する。全てはペーニャに痩せて欲しい一心でそう言っていた。ところが、こんな事を言うのはあれだが鬼崎のように古希を過ぎた老人があれこれと喋るのは若い者の視点で言えば、かなりうざったいに違いない。だからと言ってトークを止めようと思っても、もう止まらない。それだけ普段から喋りたりないのだ。家に帰っても誰もいないし、喋る相手はどうしてもチームメンバーになってしまう。
特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。
この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。