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古希の星  作者: 千路文也
48/72

048  人の意見など関係無い


 鬼崎はたとえ自分の身に不幸な事が起ころうとも、現役を続けるだけのモチベーションを維持していた。そもそもモチベーションなど自分の気持ち一つでどうとでもなるので、最初からどうでも良かった。それに半世紀もプロ野球に浸かっていると、野球が日常生活の一部になっていた。今では鬼崎にとって野球は歯を磨いたり風呂に入るのと同じ程度だった。ようするに仕事でも趣味でもなく、生きていく上で必要最低限の行為なのだ。ここまでくると、どうしても鬼崎の生活が心配になってくるのは言うまでもない。70歳を超えて野球に依存し過ぎているのではないかと。確かに鬼崎は野球のために全てを捨ててきた男だが、それと同時に野球には人生が詰まっているのを理解していた。なのでマスコミやファンの方がなんといおうとも生涯現役の言葉を貫くのだった。



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