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古希の星  作者: 千路文也
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043  苦い経験はいつまでも記憶に残る


 どれだけ真実に近づこうといても、それが分からない時は必ず訪れる。しかしそうなったとしても真実を暴こうとする姿勢そのものが重要だったりするのだ。たとえば鬼崎は世間から無敵老人と呼ばれている程の男だが、実際にはスランプやイップスなどを多く体験している。過去の出来事だからと大半は忘れられているが、鬼崎は確かに覚えている。今まで体験してきた全ての嫌な出来事は精神に大きなダメージを与え、脳内に記憶として残されていく。だからこそ、人間は自分の失敗に情けなさを覚えるのだ。そしてそれをいつまでも覚えていて、苦い経験だったと思わされる。しかしその体験を思い返してみれば意外と自我を形成させる要因となっていたりするのだ。



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