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古希の星  作者: 千路文也
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035  妻はいなくとも友はいる


 鬼崎と通訳は既に40年以上の付き合いとなる。まだお互いが黒い髪の毛をしていた頃に両者は知り合った。丁度その頃は2人共人生の意味を探っていた時であり、度重なるプレッシャーにおかしくなりかけていた。ところが、両者は選手と通訳の関係性だけでは収まらずに、オフの日には一緒にトレーニングをしたり食事のカロリーを気にしてくれる役も買って出てくれていた。そもそも鬼崎自身は独身であるため、本来ならば誰も彼の体調管理など気にもしない。ところが、通訳兼友達の彼が心配してくれるのだから、かろうじて孤独の一歩手前の状態に踏みとどまっている。無論、通訳からも「早く良い奥さんを見つけな」と言われ続けて早40年以上が過ぎてしまった訳である。



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