表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
古希の星  作者: 千路文也
31/72

031  信仰心の高さ


 試合終了後の鬼崎は40歳を超えたから続けている儀式をしていた。それは野球の神様との対話である。瞑想をしながら、自身の体に神を降臨させる行為は決して周りの人間が見ている以上に不自然な行いではない。自分自身の魂の中に神様がいると真面目に信じて、日々の練習に取り組む姿勢は鬼崎の内面に若さを生み出すエナジーとなっているのは言うまでもない。そもそも神様でいられれば、年齢など関係なくプレーを続けられる。彼は所謂不老不死なので、自分が追いも止めている生涯現役の言葉にぴったりなのだ。自分の体に野球の神様が乗り移っていると固く信じる事によって、必ずや成長できるのだと信じる訳だ。特にメジャーリーグにはキリスト教徒やユダヤ教徒などの信仰心の高い者はいくらでもいるので、鬼崎の行っている儀式は何ら不思議ではなく、むしろやって当然だと思われているレベルなのだった。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ