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嘘告するって言い出したヤツの末路は意外だったから拝見させてもらたよ♡素直にならんとねぇ?

作者: 猫の集会
掲載日:2026/08/07

 後ろのカップルが手を繋いで抱き合いキスをしていた。

 

 

 

 

 

 あのカップルは、オレの友達だ。






 放課後、オレは先生の手伝いで仕方なくノートを集め、整理していた。

 

 すると、いつまでも残っていた一軍女子三人どもが、くだらない話をしていた。

 

「ねぇ、わたし明日…嘘告しよっかな」

 って。

 

 くだらん。

 

 それを言い出したのは、ギャルの羅奈らなだった。

 

 よっぽど暇なんですね。

 

 そんなに暇なら、このノート集計をお手伝いしてもらいたいもんだわ。

 

 どなたか、猫の手を差し伸べてください…あ、ヤツらは猫じゃないな。

 

 猫の方が数倍かわいいか。

 

 ごめんにゃ、猫さま。

 

 心でゴロニャンしながら、聞き耳小僧は、耳を傾けた。

 

「で、相手はだれにするわけよ?」

「うーん…そうだなぁ?」

「タカシは⁉︎」

「はあ?ヤダー」

「じゃあ、涼介‼︎」

「元カレとか、ヤバー…」

純一じゅんいちにする」

「はぁ?純一とかつまんなくない?」

 羅奈は、友達につまんないと言われて、少し腹が立ったみたいだ。

 

 少し顔がムッとしていた。

 

「面白いよ…きっと…」

「そうかなぁ?ま、いいか。どうせただの暇つぶしだしー」

 羅奈は、なぜかホッとした顔をしていた。

 

 もしかして…こいつ…そういうこと?

 

 

 オレは、純一と仲がいい。

 

 そして、以前オレと純一は恋バナをした。

 

 その時、とあることを聞いたのだ。

 

 あー、明日…めっちゃ‼︎楽しみー‼︎

 

 

 次の日、羅奈はチラチラと純一をみていた。

 

 いや、なんならガン見だ。

 

「ねぇ、純一ー♡今日の放課後ヒマァ?一緒に帰らん?」

 

 突如現れたのは、オレの幼馴染の奈留なるだ。

 

 奈留も純一とは、仲がいい。

 

 なんなら、よくオレの部屋で三人でゲームをする仲なのだ。

 

 それをみた羅奈が、純一と奈留の間にわって入ってきた。

 

「あのさ、奈留…純くんと放課後話があるんだ…だから、純くん譲ってくれない?」

 

 羅奈の友達は、クスクス笑っていた。

 

 嘘告のはじまり〜ってね。

 

 奈留は、あっさり了解した。

 

 当たり前だ。

 

 だって、奈留は今日羅奈が嘘告するのを知っているのだから。

 

 昨日、オレが密告していたのだ。

 

「で?純一は、どうすんの?」

 オレが話をふってやった。

 

「えっとー…羅奈さん、ごめんなさい。今日は、康史やすしと奈留とゲームする予定なので、今話してくれてもいいですが?なんなら、放課後一緒にゲームします?」

 と、真顔で誘っていた。

 

「えっ⁉︎あー…」

 

 羅奈の視線の先は、一軍仲間のギャル。

 

 ギャルたちは、イケイケ‼︎と、言っているっぽい。

 

「オレの部屋だけど、それでいいなら、うち来いよ」

「うん、どうぞ?」

 

 オレと奈留は、微笑んだ。

 

 あ、ちなみにオレの名前が康史です。

 

「えー…じゃあ、行こっかなぁ?」

 

 ニヤリ

 

 オレと奈留は、あやしい笑みを浮かべた。

 

 しかし、その笑みを羅奈も純一も見逃していた。

 

 だって、この二人…

 

 オレたちなんか眼中にないっぽい。

 

 

 …

 

 放課後、オレたち四人は一緒に下校した。

 

 そして、なるべくオレと奈留は、あの二人を二人空間になるように仕向けた。

 

 羅奈が告白しやすいようにね!

 

 

 そして、案の定羅奈は、純一に告白した。

 

 オレたちは、少し離れていたけど、会話は聞こえる。

 

「あのね…純くん。好き」

 

 キター‼︎

 

 ストレートー‼︎

 

 オレたちは、振り向かなくても、なにがおきているのかわかる。

 

 

 純一が羅奈にキスをしているはずだ。

 

 

 えっ…嘘告なのになぜ⁉︎ってなりますよね?

 

 羅奈は、純一が好き。

 

 オレは、みればわかる。

 

 羅奈の視線の先がいつも純一だったから。

 

 しかし、一軍が三軍を好きとか、いまさら言い出せなかったのだろう。

 

 そもそも、あの軍団は一軍同士で付き合ったりしているし。

 

 ハブになりたくなかった羅奈は、嘘告ということにして、ガチ告からのそのまま交際へと持ち込むつもりだったのでしょう。

 

 純一が、ずっと自分は彼氏だって思い込んでる、ウケる、ってね。

 

 面白いから、そのまま付き合ってる的な感じで、本命なのにそうじゃない作戦でいくつもりだったのだろう。

 

 

 でも、羅奈の作戦は…成功なのか不発なのか…

 

 

 後をつけてきた一軍女子が、唖然としていた。

 

 オレたちは、顔を見合わせふふっと笑い合った。

 

 純一は、以前言っていた。

 

 

 羅奈さんとおもいが通じ合った瞬間、ぼくは絶対に羅奈さんにキスをする。

 

 そして、ぼくから離れられないようなキスをしてトリコにするんだってね。

 

 そんなこと、ありえないし妄想だけどねって、あの頃の純一は笑っていたっけ。

 

 それが、まさに今…現実となっている。

 

 

 そもそも、羅奈はいつの日からか、純一のトリコにすでになっていたっぽい。

 

 

「二人は、放っておこう。一軍女子、オレの部屋でゲームでもしない?」

 

 呆気に取られていた一軍が目を覚ました。

 

「え、ああ、うん。ゲームもたまには、いいね」

「あー、うん…」

「よし、じゃあ、行こっか‼︎」

 

 このとき、オレは確信した。

 

 純一が一軍にウェルカムされたってね。

 

 

 てか、一軍とか二軍とか関係なくね?

 

 だれだよ⁉︎そんなの決めたやつ?

 

 てか、オレは…何軍⁇

 

 

「ねえ、康史…いまオレって何軍?って思わなかった?」

「えっ…あー…うん」

「一軍だよ?わたしのなかではダントツで一番だし、一位だよ?」

 

 …

 

「「こっちにも爆誕カップルいたんですけどー」」

 

 と、呆れるギャルを気にせずオレは、奈留にキスをした。

 

「康史は、うちの幼馴染彼氏だから、とらないでよね?」

 

「「はーい」」

「てか、うちら彼氏いるから」

「そっか♡彼氏も連れておいでよ」

「オレの部屋を奈留は、なんだと思ってんだ?」

「愛の巣♡」

 

 …

 

「うちら、帰ったほうが…」

「ウソだよ!早くゲームしよ」

「「りよ‼︎」」

 

 

「「「「きゃはは」」」」

 

 

 新しい軍団ができつつある今日この頃なのでありました♡

 

 

 

 おしまい♡

 

 

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