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第六話 王家とミキタ

巨大タワーの最上部。

大きな部屋の1室にバスローブを着て椅子に座っている金髪の中年男性。

首元には3本のネックレスがきらつく。


「今回のテストの参加者は何人だ?」

スーツを着た秘書に問う。


秘書は資料を見ながら

「今回は125名の参加になります」

「ほう」


赤ワインが注がれたグラスを手に立ち上がり、隣室へと向かう。


「未来はどうなっている」

同時に3台のコンピューターをモニタリングしている男に声をかける。


「ミキタ様の地位、名誉は今以上になり、現王を超えるのに3年もかからないかと。99%の確率で後3年で世界はあなたのものです。心配ないでしょう」


「もっと衛星を打ち上げたらその確率はよりリアルに近づくか?」

「いえ。現在1,000台ほどですが、これ以上増やしてもさほど変わりはしません。日々データは更新されておりますし、予測自体も98%の結果を出しています。皆の足につけているデバイスもアップデートされており、より鮮明なデータが取得できています。心拍数や身体疲労度によって行動心理も読み解けるので、本当に現実と変わらない状況ができています」


 《俺の天下ももうすぐか――》


「そうかそうか」

湧いてくる笑いをこらえながら答えるミキタ。



エルム内にある王家の屋敷。

高いビルが建ち並ぶその都市で、低層ながらも広大な土地に建てられた城。


門から屋敷まで歩いて5分ほどの大きな土地が、ドーム型の透明な塀で囲われている。


その部屋の1室。

現王と元王がコーヒーを飲みながら話している。


「難しい時に王になってもろうて、わるかったのう」

白い髭が特徴的な元王。


「いえ!とんでもございません父上様。私にできる事を力を尽くして頑張らせていただきます。」

白いスーツに身を包み、スラッとした体形の現王子。


「お父上。そこでお願いなのですが、お父上の側近の2名の者を私にお貸しいただけないでしょうか?」

「よかろう。ワシから話しておく。」

「ありがとうございます。」

「何かあったらまた相談するがよい」

「はい。お父上」

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