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第二十五話 襲撃②

シュウサはナルの所に行かせないよう敵に攻撃を仕掛ける


波紋を作り敵に近づいていくが

相手は右手のひらをシュウサの方に向け

手から一瞬で大量の空気のような物を噴出させシュウサを吹き飛ばす

更に相手は自身の分身を9体作り出した



ナルはウルフに乗って逃げている

「大丈夫?」

乗っているウルフを撫でながら言うナル


《みんな大丈夫かな?なんで私なんだろ》

「ちょっと待って」

ウルフに言うナル


《私の為にみんなが戦うのはおかしいよ》

ウルフから下りると

「ここで休んでて。ケガさせてごめん」

とウルフに声をかける


ナルは全速力でみんなの元に走っていく

目の周りは黒い靄がかかっている



10体に増えた敵に対し、どのように戦うか迷っている4人


《ここで戦えば死ぬのがオチだ。逃げる一択》

ドンタは一人で森の中に走っていく


「おっさん逃げんのかよ」

シュウサは相手に意識を残したままドンタに言う


「こんなところで死んでらんねぇからな」

とドンタ


すると後ろからナルが走ってくるのをアリが見つける

「なんで・・・」


シンが大きい声を出す

「ナル来ちゃダメだ」


敵は笑いながら

「バカな奴だ。予測不可能だから世界を変えられているのか?」


「ごめん皆。私が戦うから皆は逃げて」

ナルはそう言うと一瞬で相手の元に近づき殴ろうとする


「速い!」

相手は驚きながらも上に飛び上がり、空中でナルに手のひらを向け爆風のような物を吹き出しナルに攻撃する


ナルが上を見上げると空気がスローで向かってくる

「ヤバイ避けれない」


ナルがいた場所で空気が爆発しナルが消える


「ナルーーーーーーーー」

シュウサが叫ぶ



ナルはベットで目を覚ます

すると医者がやってきて

「残念でしたね」

優しい口調で点滴を外す


《負けたんだ》


ナルの目に涙がこぼれる



シュウサは怒り、相手に向かっていく

「クソが―!!」


しかし相手は間合いを取る為冷静に後ろに下がると

「用は済んだ」

と言い残し、一瞬で10体全て姿を消す


アリはナルが消えた場所まで行き

「ナルちゃん・・・」

悲しそうに言う


シンは下を向き唇を噛みしめている

シュウサはその場で膝をつき天を見上げ叫ぶ


「なんなんだよアイツ!!!!うぁぁぁぁぁぁぁーーーー」


ここまで読んでいただきありがとうございます!!


もし面白いと思っていただけましたら、


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