第二十四話 襲撃
「ただいま」
ドアを開け入ってくるシンとその後ろにアリ
建物の中にはナルとシュウサとドンタがいる
「スタート地点は恐らく見つかったよ」
シンが言う
「恐らく?」
シュウサが聞く
「うん!意外に簡単に見つかったからホントにここで合ってるのかな?って思ったり」
ドンタが口を開く
「恐らくそこで合ってるぜ。まず2次試験は過去の傾向からして15人前後が残るように設計されている。敵の生き物やテスト生同士の殺し合いを含めたらもうそのぐらいの人数になってるだろう。だからおそらく大丈夫だ」
「なるほど」
ナルが納得する
「じゃアリも動けるしみんなでゴールの方に向かおうか」
一同が頷く
◇
5人とウルフが歩いている
ウルフはナルに懐いていて常にナルの横を歩いている
「ナルお前本当に凄いよな。こんなウルフと仲良くなるなんて」
ポケットに手を入れながら先頭を歩くシュウサが言う
「そうかなぁ?」
照れながら答えるナル
「次はこっちだよ」
シンが案内をしながら進んでいく
ーーガサガサッツ
奥の森で音が聞こえるとウルフが威嚇を始める
5人が戦闘態勢に入る
前方の森から顔を隠した忍者のような黒ずくめの人物が歩いてくる
「何?お前敵?」
シュウサが言うも返答はない
「こんなテスト生いなかったよね?」
ナルがシンに聞くがシンは考え込んでいて答えない
《今まで邪魔をしてくるのは確かに生き物だったが人間型の生き物を操るなんてあるのか?本当の人間?誰が?何のため?》
シュウサが近づいていくと相手は急に攻撃を始めてくる
手裏剣を5つシュウサに投げつけるとシュウサは華麗にかわす
「こっちはハズレか・・」
「ハズレ?」
ちょっと怒りながらシュウサが言う
すると次は急にナルに対して手裏剣を5つ投げる
ウルフがナルの前に入り手裏剣を身体で受け止め、傷だらけになる
相手は耳元のイヤホンに手を当て
「こっちが正解か」
と言うと更にナルに攻撃しようとする
シンがドラゴンを出してドラゴンで攻撃をしかけるが、相手は更に大きい白い影のドラゴンを作り出し、食べてしまう
《ナルだけを狙ってる》
そう感じたシンが
「ウルフ!ナルを逃がして!」
と言うとウルフがナルを口で加え走り出す
相手の前には4人が立ち、行く手を阻む
「邪魔だ! お前らに用はない」
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