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第十八話 サバイバル③

ナルとシンはドラゴンに乗りながら話している

「全然誰もいないね」

「そうだね」

《確かに1時間は飛び回っているけど誰もいない。》


「シンに会えたのラッキーって事だね」

明るく言うナルに少し照れながら

「そうだね。ラッキーだった」

「シンはいつからこういうドラゴンとか出せるようになったの?」

「僕は・・・あっ!」

ドラゴンの上から下を見ていたシン

左下に巨大なカマキリと68番のゼッケンをつけた女性


すぐさま迂回し下降していくドラゴン

二人は68番の横に降りた

「大丈夫?ナニコレ」


「痛い・・・」

ゼッケン68番のアリが足を切られて倒れている


その前で巨大なカマキリが威嚇している

ナルがアリを抱えてカマキリとの間を取る


シンはナルの動きの速さに驚く

《速い》


「ちょっとここで待ってて」

ナルはアリに言うと、カマキリの元にダッシュする

ナルの目の周りが黒くなる


「ナル、時間を作って」

シンが声をかけるが、ナルは自分の世界に入り込んでいる


ナルがカマキリに近づくと、カマキリは右鎌を振り上げる

しかし鎌を振り上げている間に、ナルは10回左の前足に高速でパンチして折ると、サイドステップで後足に移動し、次はキック5発で折る。

そしてシンがいる所へ間合いを取る為高速で戻る


カマキリは右手を振り上げたまま崩れ落ちる

「後は任せて」

シンがナルが作った時間でドラゴンをカマキリより大きくすると、ドラゴンは叫びながらカマキリを丸飲みする。

そのままカマキリは消えていった


二人はアリのもとへ駆け付ける

「どうしよう」

ナルがシンに問いかけると

「ちょっと待って」

シンが包帯を作り出し傷口に巻き付ける

「薬はまだ作れないけどこれで」

「ありがとう」

アリが涙目でシンにお礼を言う


ナルは同い年のアリに、どこか妹のナユを連想させる



シンが作り出した小屋の中に3人がいる

ナルがアリの傷口をタライの水につけたタオルで拭いてあげている

「これでもう一回包帯を巻けば大丈夫かな?」

シンに聞く

「とりあえずできるのはこのぐらいしかないから様子を見よう」

「ありがとう」

アリがお礼を言う

「あのカマキリはなんだったんだろ?」

ナルが聞くとシンが

「恐らく主催の妨害じゃないかな?この程度の敵が、何体か出てくるって事だと思う。」

「そっか」

「とりあえず俺はドラゴンでスタート地点を探してくるから、ナルはアリをよろしく」

「わかった!」



「ミキタ様。今日も未来が変わる現象が何度か起こっております。」


ミキタの部屋でデータを取っている男がミキタに報告する。

《誰かが俺の邪魔をしてるのか?いや、誰かの行動で変わっていってるのか》


「わかった。何が原因なのか人数を集めて調査しろ!」

「承知しました。」

ここまで読んでいただきありがとうございます。

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