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第十一話 50m走③

ドアのランプが青に変わる

それを見てすぐさまドアを開ける


《やばいよ!ドキドキする鼓動が全身から響いてくる!》


ドアを閉めると正面を向き大きく深呼吸するナル


「大丈夫。大丈夫。大丈夫」


《何も発想はない。やり方もわからない。集中してとりあえず走ろう》

スタートラインまで歩いて行く




「ナル!頑張れ!」


シュウサが独り言のように言うとシンも息をのんで見守る

アキは落ち着かない様子


モニターではスタートラインに立った様子が見える


パーーーンとスタートの合図が鳴るとナルはがむしゃらに走り出す


「やっぱりまだ何もつかえないのか」


アキが言うと2人は目をつぶる


すると急にモニターがフリーズする



ナルの前を走っているシミレーションのケント

きれいな走り方で足の回転も速い


《ヤバイ速い!負けちゃう!お願い!!!!!!》


するとナルの目線でケントの動きが急にスローになった。

ナルの目の周りが黒くなる


《あっこれ、いつもの練習の時のやつだ!》


「うわああああああああ」


全力で走るナルはケントを抜きゴールで倒れこむ


5秒22


「はぁよかった」


息が上がった状態で寝転び天を見上げる



モニターのフリーズ後、ナルの仰向けで寝転ぶ姿が映し出されている。


「どうなったんだ」


シュウサがアキに聞くも


「多分ダメだろう」


シンがため息をつき下を向く。


「練習場で教えといたらよかった・・・」


3人ともかなり落ち込んでいる



するとドアが開く。


シュウサが笑顔になり叫ぶ


「ナルーー」


ナルもシュウサのもとに行き抱きつき


「よかったーーー。なんとか勝ったよ!!!」


と満面の笑みで喜ぶ


「お前いけたんだよな?合格だったんだよな?」

興奮気味に話すアキに喜んで泣いているシン。


「お前泣かなくても」


っと笑って言うシュウサ


「これでみんな最初の試験クリアだね」

とナルが言うと3人は笑顔でうなずく。

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