74話 ダメダメ女神にはコレなのです。
明日の投稿はお休みさせていただきます。
次回は5月4日(木)に投稿いたします。
よろしくお願いいたします。
そしてその臥留子ちゃんだが、いきなり予想外の大胆な方法に出た。
俺の左手を掴んで胸を押し付けて来たのだ。
それほど豊かじゃない臥留子ちゃんの両胸だが、それでもそれなりにボリュームはある。なので俺の左の二の腕は柔らかい感触を、じっくり堪能することになる。
「ワタクシと、どうです?」
あわわ……。
俺は動揺した。思いっきり動揺した。
思考がまとまらず、頭の中は真っ白だ。
だが臥留子ちゃんの攻撃は止まらない。
今度は足を絡ませてきた。
俺の左足は、臥留子ちゃんの両足に挟まれた。そして身をクネクネと擦り寄せられる。
あわわ……。
このままでは俺の別の部分が反応してしまう。
それだけは絶対に避けたい。
だがまるで蛇のように絡みつく臥留子ちゃんを俺は除外できない。
……そうだ。助けを……。
助けを呼ぼうとして俺は絶望した。
「神子恵、あんたが助けに行きなさい。私は動くとはみ出しちゃって、見えちゃいますしっ!」
「いやですよ。私だって走ったりしたら見えちゃいますっ! 私の身体だって見えちゃったら恥ずかしいんですよっ!」
頼みの綱の神子恵ちゃん、辻神呂姫ちゃんの両女神は未だに全裸で身悶えしている。
どうやらまだ臥留子ちゃんの神力を解けないでいるようだ。
まさにお呼びでない神である疫病神。
俺に対しても、恵ちゃん、呂姫ちゃんに対しても威力が半端ない。
だができることはまだあるはずだ……。
そうだ、これを使えば……。
「くぅ。……痛」
臥留子ちゃんが俺から身体を離し、両手で額を抑えてうずくまった。
どうやら効き目があったようだ。
――手刀。
恵ちゃんがお痛をしたときに偶然始めた手刀であるが、呂姫ちゃんにもしっかり効果があったのだ。
だとすると疫病神の女神である臥留子ちゃんにも、もしかしたら有効なのじゃないかと思ったのだが、その通りだった。
……やれやれである。
俺は便宜上、恵ちゃんも呂姫ちゃんも臥留子ちゃんも女神と呼んでる。
だけど女神ってもっと西洋神話に登場するように白い衣を纏った神々しい女性神だと思うのだ。
その基準からすると、目の前の三女神は、ただ女性だから女神ってだけのダメダメ女神だな……。
よろしければなのですが、評価などしてくださると嬉しいです。
私の別作品
「生忌物倶楽部」連載中
「夢見るように夢見たい」連載中
「四季の四姉妹、そしてぼくの関わり方。」完結済み
「固茹卵は南洋でもマヨネーズによく似合う」完結済み
「甚だ不本意ながら女人と暮らすことに相成りました」完結済み
「墓場でdabada」完結済み
「甚だ遺憾ながら、ぼくたちは彼の地へ飛ばされることに相成りました」完結済み
「使命ある異形たちには深い森が相応しい」完結済み
「空から来たりて杖を振る」完結済み
「その身にまとうは鬼子姫神」完結済み
「こころのこりエンドレス」完結済み
「沈黙のシスターとその戒律」完結済み
も、よろしくお願いいたします。




