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50話 入浴の時間なのです。

【毎日昼の12時に更新します】



この作品には以降のストックがありません。

そのため書き上げてからの投稿となるので一日一回の更新となります。

すみませんが、よろしくお願いいたします。



この物語は毎話毎話が短いです。

それは4コマ漫画のようなテンポの良さ、余韻を全面に打ち出しているからです。

……決して、私の手抜きではありません。

……きっと。



 


 その後、俺たちは夕食にカレーを楽しんだ。

 恵ちゃんが作ろうとした一部のマニア向けのシーフードカレーではなく、普通に豚肉が入ったカレーだったのだが、味付けが上手にできたことで俺を含めおかわりをみながしたことで綺麗さっぱりとなくなったのであった。




 その後、片付けや休憩を挟んだ後は入浴の時間となった。

 この公民館には浴場がいくつかあり、大勢が入れる大浴場から家族単位で入る小浴場まであった。




 これらを効率よく回すことで大勢の生徒たちが短時間で入浴できるようにシフトが事前に組まれていたのであった。

 そして俺たちの班は小浴場を使うように指定されていた。




「そろそろお風呂の時間ですねっ!」




 部屋に戻ってくつろいでいると恵ちゃんがそう言ってきた。

 俺たちはそろって頷いた。



 ここで説明が必要である。

 ふつう班ごとで行動するのは当たり前だが、俺たちを含めすべての班は男女混合の班構成となっている。




 なので部屋も同室なのだが、そこは男女が同じ部屋と言うのは普通はマズイ。

 この部屋で寝るのだから当たり前だ。




 だがこの公民館の造りの関係でその部分はクリアできていた。

 各部屋には共通の居間があるのだが寝るのは男女が別にできるように居間の両側にそれぞれ男性用、女性用のベッドルームに分かれているのであった。

 もちろん鍵もかかる。




 そのことで良からぬことが起きぬようになっていることで班ごとに一部屋が与えられているのだった。




 そのときだった。




「……どうしたんだろう? いきなりすごく眠くなったんだ。

 ……加茂くん。悪いけど僕は風呂に入らず先に寝るよ」




 そう言った新井が大あくびを繰り返し、ホントに眠そうな様子で男性用寝室に姿を消したのであった。




「そうか? まあ全員が入り終わった後にでも入ればいいんじゃないか?」




 俺はそう答えた。

 別に新井といっしょに必ずしも入浴したい訳ではないので、おれはひとりで浴衣を手にして小浴場へと向かうことにした。




 大浴場の脇に小浴場があった。

 小浴場も大浴場同様に男女別になっていて、引き戸の前には男湯と書かれた青い暖簾がかかっている。




 俺はそこの潜り中へと入る。

 小浴場は家族風呂同様なので誰もいない。

 貸切なのは気分がいいが、大浴場ほど大きな湯船ではなかった。




 それでも手足を伸ばせるくらいは大きくて、かけ湯をした俺はそこに浸かり、

 はあぁぁぁと、気の抜けた声を漏らすのであった。








 


よろしければなのですが、評価などしてくださると嬉しいです。


私の別作品

「生忌物倶楽部」連載中


「四季の四姉妹、そしてぼくの関わり方。」完結済み

「固茹卵は南洋でもマヨネーズによく似合う」完結済み

「甚だ不本意ながら女人と暮らすことに相成りました」完結済み

「墓場でdabada」完結済み 

「甚だ遺憾ながら、ぼくたちは彼の地へ飛ばされることに相成りました」完結済み

「使命ある異形たちには深い森が相応しい」完結済み

「空から来たりて杖を振る」完結済み

「その身にまとうは鬼子姫神」完結済み

「こころのこりエンドレス」完結済み

「沈黙のシスターとその戒律」完結済み


 も、よろしくお願いいたします。


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