表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
280/512

280話 大吉さんしか無理なのです。

基本一日置きの更新(18時)とさせて頂きます。

どうぞよろしくお願いいたします。

 

「わかりませんよっ。呂姫ちゃんは邪神ですっ。もしかしたら本心は大吉さんを誘惑して子宝を作って邪神を増殖させようって腹積もりなのかもしれませんっ」




「ちょっと、神子恵、なに言ってんのよっ! それにそれは私じゃないんだから、しても私が妊娠する訳じゃないからね!」




「そうなんですかっ? だったら構いませんっ。邪神が増えないのなら大吉さん、さっさと子宝を増やしましょうっ。……はう。……痛いです」




 そこまでしゃべっていた恵ちゃんが頭を抑えて蹲る。

 それもそのはずだ。俺の手刀を脳天に食らったからだ。




「お前はこんな状態のときになにを言っているんだ。時と場所をわきまえろ」




「……くうう。でも、大吉さんもまんざらじゃなかったですよねっ? 呂姫ちゃんもどきの裸を見てなにか思う所もありましたよねっ」




「……ぐう」




 反論はできなかった。

 でも、俺にも理性はある。いくら美少女の誘われたとは言え抑えるときは抑えるのだ。

 きっと、たぶん。




「ふぉふぉふぉ。で、これからどうするのじゃ?」




 集子ちゃんが話しかけてきた。

 そうなのだ。

 呂姫ちゃんもどきの騒動で一時中断されてはいたが、俺たちは戦いの最中だったのだ。 



「気がついたんですけど、さっきから私の攻撃が通用していないんですっ」




「そうね。実は私もそう」




「ふぉふぉふぉ。そうじゃのう。あれから変化がないのう」




 そうなのだ。

 見ると恵ちゃんが相手をしている集子ちゃんもどき、呂姫ちゃんが相手しているダイキチーナ、集子ちゃんが相手をしている恵ちゃんもどきの姿に変化がない。




 あれから恵ちゃんはショットガン、呂姫ちゃんは斧、集子ちゃんは手榴弾で攻撃をしていたのだが、相手は下着姿のままなのだ。

 着ている服はすでに破れてどこかに行っているのに下着は破れる様子が一切ない。




「……これって、もしかしたら大吉さんの攻撃しか通用しないのかもしれませんっ」




「そうね。なんか私のコピーの状態を見るとそんな気がするわね」




「ふぉふぉふぉ。論より証拠じゃ。試してみるのが良いのう」




 三女神が口を揃えて俺にそう言う。

 なので俺は座ったまま手招きし続けている呂姫ちゃんもどきを放置して、手榴弾を投げようと身構えている集子ちゃんもどきに向かってアサルトライフルを連射したのだ。




 ――――ダダダダダ。




 すると変化があった。

 着弾した弾が集子ちゃんもどきの上下の下着を次々と破り始めたのだ。

 細かい布切れとなって辺りに飛び散る。



女神たちでは攻撃が効かないのです。(`・ω・´)∩



 


よろしければなのですが、評価などしてくださると嬉しいです。



私の別作品


「勇者パーティを追いかけて_~転倒魔法しか使えません~」連載中


「生忌物倶楽部」連載中



「夢見るように夢見たい」完結済み


「四季の四姉妹、そしてぼくの関わり方。」完結済み


「固茹卵は南洋でもマヨネーズによく似合う」完結済み


「甚だ不本意ながら女人と暮らすことに相成りました」完結済み


「墓場でdabada」完結済み 


「甚だ遺憾ながら、ぼくたちは彼の地へ飛ばされることに相成りました」完結済み


「使命ある異形たちには深い森が相応しい」完結済み


「空から来たりて杖を振る」完結済み


「その身にまとうは鬼子姫神」完結済み


「こころのこりエンドレス」完結済み


「沈黙のシスターとその戒律」完結済み



 も、よろしくお願いいたします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ