表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
277/514

277話 攻撃相手を限定なのです。

基本一日置きの更新(18時)とさせて頂きます。

どうぞよろしくお願いいたします。

 

「とにかく攻撃自体は効いているんだ」




「そうですねっ。効いていると思いますっ」




「このまま攻撃を続けるのがいいと思うわ」




「ふぉふぉふぉ。攻撃続行じゃのう」




 俺たちは互いの顔を見て意見の統一を感じた。

 なのでそのまま攻撃を続けることにした。




「じゃあ、行くぞ!」




 俺は合図した。

 そして俺の号令とともに三女神たちも攻撃を開始する。




 ――ダダダダダ。

 ――ダンッ、ダンッ、ダンッ。

 ――グシャグチャ。

 ――ドッカーン!




 またもや猛煙に包まれた。

 俺たちの攻撃で(主に手榴弾)相手が見えないのもあるんだが、向こうも攻撃しているので俺たちの周囲も煙に包まれていることで一層視界が悪い。

 ちなみにだが俺たち4人にダメージはない。




 それからしばらくすると煙が晴れた。

 すると相手側が4人とも無事なのがわかる。

 立っているので致命傷でないのがわかるのだ。




「……な、な、な」




 俺は相手側、つまりもどきたちを見て絶句してしまった。

 それもそのはず。髪を乱し姿勢はよろめいているもどきたちが全員下着姿だったのだ。

 つまり今の俺たちの攻撃で着ている服がすべて破れ飛んでしまったのに違いない。




「正直言いますっ。恥ずかしいですっ」




「そうね。ハズいわ。加茂くん見ないでね。特に私とそっくりのヤツを」




「ふぉふぉふぉ。なんとも恥辱を感じるのう」




 恵ちゃん、呂姫ちゃん、集子ちゃんたちはまるで自分が下着姿に剥かれたかのように感じているようだ。

 まあ、それもわかる。

 なんと言っても相手は自分そっくりなのだ。

 いくら自分たちの着衣が無事でも目の前に下着姿の自分たちがいるのだ。

 恥ずかしさを感じるのも無理はない。




「相談がありますっ。これからはお互い自分そっくりさんだけを攻撃することにしませんかっ」




「そうね。それはいいわね。今後の攻撃で相手の姿がどういう状態になるか想像できるし、そうすれば加茂くんはダイキチーナしか見ないことになるから、少なくとも私たちはハズくないわね」




「ふぉふぉふぉ。自分の敵は自分と言うことじゃのう」




 そう言いながら三女神たちは俺を見る。




「わかったよ。俺はダイキチーナを攻撃する。……他は見ないから安心してくれ」




 そう答えた俺はダイキチーナだけを見る。

 ……よくよく見れば、ダイキチーナはやっぱりかなりの美少女だとわかる。

 腰まで伸ばした輝く金髪、澄んだ青空のような色の目、鼻筋も桜色の唇もとても整っている。

 そして下着に包まれているがたわわで谷間がしっかりとわかる大きな胸。

 力を込めたら折れてしまいそうな細い腰。

 緩やかな曲線でとても柔らかそうな下腹部。




 ……う、ぐぐぐ。




 あれは俺の変身体だとわかっている。

 つまりあれは俺自身なのだ。

 だけど、俺はその姿に思わず身体の一部が反応してしまいそうになるのだった。




自分自身が攻撃対象なのです。(`・ω・´)∩



 


よろしければなのですが、評価などしてくださると嬉しいです。



私の別作品


「勇者パーティを追いかけて_~転倒魔法しか使えません~」連載中


「生忌物倶楽部」連載中



「夢見るように夢見たい」完結済み


「四季の四姉妹、そしてぼくの関わり方。」完結済み


「固茹卵は南洋でもマヨネーズによく似合う」完結済み


「甚だ不本意ながら女人と暮らすことに相成りました」完結済み


「墓場でdabada」完結済み 


「甚だ遺憾ながら、ぼくたちは彼の地へ飛ばされることに相成りました」完結済み


「使命ある異形たちには深い森が相応しい」完結済み


「空から来たりて杖を振る」完結済み


「その身にまとうは鬼子姫神」完結済み


「こころのこりエンドレス」完結済み


「沈黙のシスターとその戒律」完結済み



 も、よろしくお願いいたします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ