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265/513

265話 オーガ撃退なのです。

基本一日置きの更新(18時)とさせて頂きます。

どうぞよろしくお願いいたします。

 

「せーのっ!」




 俺は右手に持った手榴弾を投げた。

 そしてすぐに左手の手榴弾を右手に持ち替えて投げる。

 すると三女神たちも俺と同じようにしたようで、前方には合計8個の手榴弾が飛んでいくのがわかった。




 ――ダァン、ダァン、ダァン、ダァン、ダァン、ダァン、ダァン、ダァン。




 次々と爆発が起こり、1体のオーガがその爆炎と爆煙に包まれる。

 視界が効かなくなり俺たちはしばらく様子を見ることになる。




「どうだ?」




「ああ、やったみたいですっ」




「そうね。オーガが1体しかいないわ」




「ふぉふぉふぉ。やっつけたのう。威力あるのう」




 そうなのだ。

 さっきまで2体いたオーガのうち1体の姿が見えない。




「やっぱり威力抜群だな」




「気分いいですっ。最高ですっ」




「痛快よね。爆殺ってのもなかなか気分いいわ」




「ふぉふぉふぉ。儂の選択は間違いじゃなかったわい」




 見ると1体だけ残ったオーガはしばらく辺りをキョロキョロと見ていたが、状況が理解できたのか凶悪な表情になると俺たちを睨む。




「ウガァァァ!」




 憤怒の表情で雄叫びを上げる。

 それは俺たちに仲間が倒されたことの怒りなのか、それとも俺たちのことを脅威だと感じたからかはわからない。

 だが、殺意はビシビシと伝わってくる。




「ふぉふぉふぉ。ほれ、次の準備だわい」




 そう言った集子ちゃんが俺、恵ちゃん、呂姫ちゃんに手榴弾を2個ずつ手渡してくる。

 両手にずしりと重みが加わる。

 これは威力の信頼の重さだ。とても頼もしく感じる。




「じゃあ、いくぞ!」




「わかりましたっ」




「ええ、いいわ」




「ふぉふぉふぉ。了解じゃわい」




 生き残ったオーガに向けて、俺は手榴弾を連続して投げた。

 そして三女神たちも同様だ。




 ――ダァン、ダァン、ダァン、ダァン、ダァン、ダァン、ダァン、ダァン。




 次々と連続して爆発した。

 またもや爆炎と爆煙で辺り一帯が包まれる。

 ホントならこの爆発に俺たちも巻き込まれるんだろうけど、こちらにはそよ風すら吹いてこない。

 やっぱり便利だ。異空間仕様。




 そして晴れ渡って視界が戻った。

 するとそこにはなにもなかった。




「おお。やったな」




「やりましたっ」




「ってことは戻るのね」




「ふぉふぉふぉ。そうじゃのう」




 やがてキラキラとした光が下着姿の恵ちゃん、呂姫ちゃん、集子ちゃんを包んだ。

 そして光が消えると元のTシャツ姿やワンピースなどの姿に戻っていたのだった。




「じゃあ、行くか」




「そうですねっ」




「次はなにかしら?」




「ふぉふぉふぉ。まあ、また倒すだけじゃ」




 俺たちは先に進むのであった。



服が元に戻ったのです。(`・ω・´)∩



 


よろしければなのですが、評価などしてくださると嬉しいです。



私の別作品


「勇者パーティを追いかけて_~転倒魔法しか使えません~」連載中


「生忌物倶楽部」連載中



「夢見るように夢見たい」完結済み


「四季の四姉妹、そしてぼくの関わり方。」完結済み


「固茹卵は南洋でもマヨネーズによく似合う」完結済み


「甚だ不本意ながら女人と暮らすことに相成りました」完結済み


「墓場でdabada」完結済み 


「甚だ遺憾ながら、ぼくたちは彼の地へ飛ばされることに相成りました」完結済み


「使命ある異形たちには深い森が相応しい」完結済み


「空から来たりて杖を振る」完結済み


「その身にまとうは鬼子姫神」完結済み


「こころのこりエンドレス」完結済み


「沈黙のシスターとその戒律」完結済み



 も、よろしくお願いいたします。



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