251話 服を奪われたのです。
基本一日置きの更新(18時)とさせて頂きます。
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そしてそのときだった。
「「「きゃ~っ!!」」」
悲鳴が一斉に湧き上がった。
俺は周りを見た。
そしてぎょっとした。
「な、なんなんだぁ~っ!」
そうなのだ。
三女神たちの服装が大変なことになっていたのだ。
そのことに気がついた女神たちは思わず右手で胸を隠している。
まず恵ちゃん。
白いTシャツを着ていたのだが、それがなくなって上半身が白のキャミソールだけになっている。
ホントのホントにささやかな胸の膨らみを真っ赤な顔で右手で隠している。
次は呂姫ちゃん。
呂姫ちゃんがいちばん大変だった。
着ているのが黒いワンピースだったことで上半身だけじゃなくて下半身まで服がなくなっていて、上下とも白い下着姿になっていた。
そしてたわわな胸の谷間を露出させながらも右手で上の下着を左手で下を隠している。
そして集子ちゃん。
淡い黄色のポロシャツを着ていたのだが、それがなくなっている。
そしてやはり呂姫ちゃんに負けないたわわな胸を黄色い下着ごと右手で隠している。
真っ白なおへそがちょっとエロい。
「ど、どうなっているんですかっ……?」
「いったい、いつの間にワンピースがなくなったのかしら……?」
「ふぉふぉふぉ。これは恥ずかしいのう……」
どうやら恵ちゃん、呂姫ちゃん、集子ちゃんたちは本人たちも気が付かないうちに服を脱がされていたようだ。
……これはいったい。
「ああっ。見てくださいっ」
「な、なんてこと!」
「ふぉふぉふぉ。頭に来るのう」
女神たちの言葉に俺は前方に視線を向ける。
するととんでもない事態がわかった。
なんと姿を消したゴブリンたちが元の位置に戻っていたのだ。
それもそれだけじゃなくて、手に手に恵ちゃんたちから奪ったと思われる衣服を手にしていたのだ。
「「「「「グギャギャギャャャ……!!」」」」」
見ると小躍りして喜んでいるように見える。
どうしてゴブリンたちは俺たちに攻撃もせずに服を奪ったのだろうか?
「なんか頭に来ますっ」
「奪い返してやるわ」
「ふぉふぉふぉ。奪還しかないのう」
そう言って恵ちゃんはショットガンを呂姫ちゃんは斧を振りかぶって突撃を、集子ちゃんは手榴弾を連続して投げたのであった。
そして俺ももちろんアサルトライフルを発射した。
そのときだった。
「「「「「グギャギャギャャャ……!!」」」」」
再びゴブリンたちが奇声を上げた。
するとまたまた姿が一瞬でかき消えたのだった。
服を取られてしまったのです。(`・ω・´)∩
よろしければなのですが、評価などしてくださると嬉しいです。
私の別作品
「勇者パーティを追いかけて_~転倒魔法しか使えません~」連載中
「生忌物倶楽部」連載中
「夢見るように夢見たい」完結済み
「四季の四姉妹、そしてぼくの関わり方。」完結済み
「固茹卵は南洋でもマヨネーズによく似合う」完結済み
「甚だ不本意ながら女人と暮らすことに相成りました」完結済み
「墓場でdabada」完結済み
「甚だ遺憾ながら、ぼくたちは彼の地へ飛ばされることに相成りました」完結済み
「使命ある異形たちには深い森が相応しい」完結済み
「空から来たりて杖を振る」完結済み
「その身にまとうは鬼子姫神」完結済み
「こころのこりエンドレス」完結済み
「沈黙のシスターとその戒律」完結済み
も、よろしくお願いいたします。