195話 これからのことなのです。
これからは基本一日置きの更新(18時)とさせて頂きます。
すみませんが、どうぞよろしくお願いいたします。
条件は決まった。
後はこれを秀子ちゃんが受け入れるかどうかだ。
「三日間。三日間だけ氏子になってもいい、わよ」
ギャラリーの方々もいるので、俺はとっさに女言葉に直して伝えた。
すると秀子ちゃんは、むむむと唸ると腕組みをして考え込んだのだ。
「……仕方ない。受け入れる」
やがて、そんな返事があった。
■
その後、俺たちは店の一角を借りて今日の対戦の動画を編集した。
今回はかなり神力が使われたので、そのままBeeeTubeにアップできない内容が多かったため、恵ちゃんを始めとした四女神たちの神力を使ってのかなりの編集となったが、なんとか使える動画ができた。
そしてBeeeTubeにアップして一段落ついた。
お店の方では今日も実際にゲームに使われた各機器を筆頭に店内在庫もかなり売れたようだった。
ダイキチーナ使用のものはもちろんだが、秀子ちゃんも美少女なのでしっかり売れたようだ。
「さて帰るか」
俺は四女神たちに提案した。
「いいですけどっ……。秀子ちゃんの氏子の件はどうなったんですかっ?」
「ああ。なんだが日程とかいろいろあるようなんで、後日連絡が来ることになった」
質問してきた恵ちゃんに俺はそう答える。
「なら、いいんじゃない。帰ろう」
「……今は……無問題……帰る」
「ふぉふぉふぉ。連絡待ちじゃのう」
呂姫ちゃん、臥留子ちゃん、集子ちゃんがそう言うので俺たちはPCショップを後にするのであった。
■
その後、呂姫ちゃん、臥留子ちゃん、集子ちゃんたちと別れて、俺と恵ちゃんは自宅である神武寮へと戻るのであった。
「ふー。やっぱり本当の体の方が落ち着くな」
自室に着くと俺は大きく深呼吸した。
女体化が解除され、俺はダイキチーナではなく元の加茂大吉の姿に戻っている。
「……もう、夏休みですね」
「ああ、そうだな」
俺は返事をする。
そうなのだ。
期末試験も終わり、あと数日で学校は夏休みに突入する。
俺にしても高校生活で初の夏休みなのでワクワク感はたくさんある。
したいことがあれもこれもあって、今から非常に楽しみである。
でもおそらく恵ちゃんがいっしょについてくるだろうから、できることできないことの区別はしておかなくちゃな……。
あ、もしかしたら残りの三女神たちもいっしょに行動したいと言ってくる可能性もあるな。
そんなことをいろいろ考えていたときだった。
ふいに恵ちゃんが話しかけてきたのだ。
「ちなみにゲーミングPCは買えそうなんですか?」
回答待ちなのです。(`・ω・´)∩
よろしければなのですが、評価などしてくださると嬉しいです。
私の別作品
「生忌物倶楽部」連載中
「夢見るように夢見たい」完結済み
「四季の四姉妹、そしてぼくの関わり方。」完結済み
「固茹卵は南洋でもマヨネーズによく似合う」完結済み
「甚だ不本意ながら女人と暮らすことに相成りました」完結済み
「墓場でdabada」完結済み
「甚だ遺憾ながら、ぼくたちは彼の地へ飛ばされることに相成りました」完結済み
「使命ある異形たちには深い森が相応しい」完結済み
「空から来たりて杖を振る」完結済み
「その身にまとうは鬼子姫神」完結済み
「こころのこりエンドレス」完結済み
「沈黙のシスターとその戒律」完結済み
も、よろしくお願いいたします。