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156話 恐怖に勝るものなしなのです。

【毎日昼の12時に更新します】


すみません。今日は短めです。



 

「とりあえずもう一回、どんなゲームに適正があるのか確かめてみよう」




 俺はスマホ、ゲーム機、PCを使って、いろんなゲームを呂姫ちゃんにプレイさせてみた。ジャンルもアクション系、シューティング系、パズル系と多岐にわたってのものだ。




「……ことごとく棒立ち」




 そうなのだ。

 なにをプレイさせてもコントローラーを動作せず、ただ棒立ち状態になっているところをやられてしまうのだ。




 たまに動かすときもあるが、そうするとそれは明後日の方角の意味のない行動で、やっぱりやられてしまう。




「……難しすぎるのよ」




 呂姫ちゃんが唇を尖らせて言う。




「いや、その前の段階だ。キャラをちゃんと狙い通りに動かせなければ、どんなゲームでもプレイできないぞ」




 俺は諭すように言う。

 するとそれはわかるのか、呂姫ちゃんは不満そうだが無言になる。




「……考えちゃうとプレイできないのよ。どれをしよう? 次になにをしよう? って思っちゃうと身体が動かなくなっちゃうのよ」




 ……うーん。

 これは重症だ。どうやって説明すればいいんだろう……?




 俺は悩んだ。

 身体が反応しないんじゃ、どんなジャンルのゲームをプレイするか以前の話だ。




 ……いっそ、呂姫ちゃんには辞退してもらった方が良いのでは?

 それでまた恵ちゃん辺りにプレイしてもらえば良いのでは?




 そんな考えが俺の頭の中でグルグル回っていた。




 そんなときだった。




「……苦手なものは……拒否する……。なら、苦手のゲームなら……大丈夫かも……」




 臥留子ちゃんが突然、そんな提案をしてきた。

 が、なんのことだか意味がさっぱりわからない。




「……ゾンビは気持ち悪い……だからゾンビゲームなら……呂姫は戦うかも……」




 ■




「い、いっや~~~っ!! こっちこないでっ!!」




 ゲーム内の呂姫ちゃんキャラは持っている棍棒で迫りくるゾンビを滅多打ちにしている。




「き、来たら殺すわよっ。もう死んでいても殺すわよっ!!」




 今、俺と二人プレイでゾンビゲームをやっている。

 すでに定番となっているゾンビだらけの街で、仲間たちとゾンビを倒しながらクリアするゲームだ。





今日は短めなのです。申し訳ありません。(`・ω・´)∩



 


よろしければなのですが、評価などしてくださると嬉しいです。


私の別作品

「生忌物倶楽部」連載中


「いらぬ神に祟りなし ~少子化問題解決します~」連載中





「四季の四姉妹、そしてぼくの関わり方。」完結済み


「固茹卵は南洋でもマヨネーズによく似合う」完結済み


「甚だ不本意ながら女人と暮らすことに相成りました」完結済み


「墓場でdabada」完結済み 


「甚だ遺憾ながら、ぼくたちは彼の地へ飛ばされることに相成りました」完結済み


「使命ある異形たちには深い森が相応しい」完結済み


「空から来たりて杖を振る」完結済み


「その身にまとうは鬼子姫神」完結済み


「こころのこりエンドレス」完結済み


「沈黙のシスターとその戒律」完結済み




 も、よろしくお願いいたします。


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