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さよならほんとうにやさしいひとよとはいわないで

作者: 秋葉竹



じぶんがだめだから

いやになるんだ

たにんがわるいからと

たにんをせめるなんて

そんなみにくいひとには

なりたくなかった

たにんをきらいって

いってはいけなかった

こどものころのおしえはたぶん

ただしかった


ただしさって

ただのおもいこみだっていうけど

ひとをたいせつにおもうこころは

たぶんほんとうに

ただしいんじゃないかな


じぶんのことを

ただしいといいたいわけではない

そんなもの

ただのこうかなだいやもんどだよ

てにはいらない

ほしくもないや


そんなうそを

くだらないうそを

おろかなあたまでかんがえる

おろかなひと

ひとり

しんじつなんてみえないんだって

きづいた

ひと

ひとり

ここにいて



ちがうのか?


それともそれだけは

しんじつなんだと

しんじてもいいのか

きらいなひとなんて

だれもいないって

やさしいうそだから

ゆるしてあげようと

いうのか


そのきもちだけがただしいという

なにか

うそみたいなしんじつがあって

それを

かしこいうそつきだけが

しっているってことなのか

それで

うまくいきてるってことなのか


そうであってほしくない


でもそんなみえみえのただしさを

しんじてしまう

しんじなければ

ただしさがわからないから

なんて

いきかたなんだ

そんないきづらい

いきかたを

しなければならないのなら


さよならほんとうにやさしいひとよ

とはいわないで

もうがまんしなくていいよ

ていって

なみだながしてもいいよ

ていって

そして

そういわせてよ

そしてひとをたいせつにおもうこころだけを

たいせつにたもっておいてほしい

まるでゆめのようなきぼうだけど

まるでゆめのようなみらいをみせてほしい

きらきらかがやくこころのただしさを

ほんとうにみせてほしいんだ









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