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【打ち切り】Byte(バイト)!!!!!!!!   作者: ゆぴた
第一章   白露に 風の吹きしく 秋の野は つらぬきとめぬ 玉ぞ散りける
14/19

013.5:予告1 

普通じゃない高校生の秋野白露は、女子高校生(サバ読んでる19歳)の神代紅水と一緒に住むことになった。                     


今日の予定はいつも通りで、アルバイトがあるだけだ。


今年度も学校があってもアルバイトはこれまで通りに続けていくつもりだ。


学校がなかった春休みの間は学校がない分は入れるだけ入っていたが、これからはそうもいかない。


夕方6時から8時半までの二時間半でシフトを入れてきた。


今後のスケジュールはこんなかんじだ


挿絵(By みてみん)


8時間も寝るの⁉と思うかもしれないが、分身を使っている以上仕方ない。


あれは結構疲れるのだ。11時になったら自然と眠くなるように身体ができていて、まず徹夜は一度もしたことがない。もし仮に徹夜でテスト勉強することになったら、待っているのは他でも何でもない、死だ。


“分身が使える”というのは数多くのメリットがある。だって身体が増やせるんだぜ?

例えば、俺みたいにアルバイトを掛け持ちしたり、一人で野球のチームが作れたり、バスケなんか3チームも作れてしまう。

(まあ、全員同じ顔だから気持ち悪いし、分身したままスポーツするなんて完全に自殺行為だし、俺は体を動かすのがあまり好きじゃないから、やったことはないが)


だがその反面、分身はリスキー極まりないことでもある。いつも生死の間に立たされているのだから。

肉体が17倍だったら体力の減るスピードも当然一般人の17倍。(俺は“超疲労”と呼んでいる)一年間17人アルバイトをやって慣れてきたにもかかわらず、今でもバイトが終わって体を一つにまとめた直後は一切動かすことができない。


そういえば最近これで死にかけたっけ。確か紅水を探して町中走っていた時だ。身体があそこまで熱くなったのは初めてで死を覚悟していた。結局は何とかなってこうして生きている。


利点が多い分リスクを伴う。 “分身”というシステムは忠実にこの理に従っていると言えよう。


さて、これまで分身を物理的に使ってきた俺だったが、紅水の言う通りで、増えるのは脳も同じである。今回の俺に与えられたミッションは 


天才科学者の秋野貫・環が遺した1000本のUSBメモリの内容理解、つまりラーニングだ。


段ボールを解体し、電子基板を外したままになっているあのUSBをとうとう使う時が来た。


俺を委員長にした直接的な原因である、天ツ風 乙女の事も気になるが今俺が相手にしているUSB1000本と比べたら微々たるものだ……


さらに堂々と生徒会長宣言をした紅水VS現生徒会長 


激闘の末、紅水が席を奪うのか――


それとも会長が席を防衛するのか――


決戦の生徒会長選挙は5月1日!!



と言うことで……ラーニング編、スタートです!!


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