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年も取るはず

作者: 豊福 れん

 ひさしぶりに実家へ帰った時のこと。丁度前の週にお祭りが終わったところで、わたしが通りかかった時は地元の青年団がその片付けをしていた。

 ふと、彼らを見ると見知った顔ばかりだった。かつての同級生達だ。すっかり大人の顔つきになったが、やはり面影はある。わたしも母と並んで歩いていたし、大して仲良くしてもいなかったので声はかけなかったが、恐らく向こうも気付いていただろう。


 わたしは大人になってからも顔つきがどんどん変わっているらしく、親戚でもなかなかわかってもらえないことすらある。学生の時分も、一年前に撮った写真ですら別人に見えたと友人に言われたこともあった。自分ではよく分からないが、今も変わっているのかもしれない。

 あまり顔が変わらない人もいるだろうが、大人になって骨格が発達して、一瞬誰だか分からない人もいてなんともおもしろい。けれど、基本的なところは変わらないのか、当時の面影が残っているとなんとなくホッとする。


 それにしても、みんなオッサンになっていた。懐かしいあの頃、みんなかわいかったあの頃に思いを馳せ、暫し浸ってみることにする。


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― 新着の感想 ―
[一言] はじめまして 短編新着からこちらにたどり着きました。 誰かに会っても顔で大体わかりますし、今はフェイスブックもありますが、仲良くなかった人の方がほとんどなので、(少数としかつるんでいなか…
2014/10/22 12:11 退会済み
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