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第八幕 カエサルは古代ローマ時代の人物

真田穹音、享年15歳




彼女は、頑張った。


自らの欲望により、その身体には微量の電流が走る。


彼女は幼き男児に性欲し、自らの身体に電流を走らせる。


もがき苦しんだ。


恐ろしい程の微妙な痛み。


しかし、目の前には幼き男児。


彼女はますます欲求が抑えられなくなる。


そして、その度に彼女は電流に苦しんだ。


時には血を吐き。


そして身体には焼き傷。




微妙の電流により脳は正常さを失い、彼女は本能のままに行動した。


幼き男児に飛び掛かり、その純潔を喰らう。


電流が走る。


しかし、もはや彼女には関係ない。


ただ、目の前の幼き男児を喰らうのみ。


いただきます……


彼女は快楽の道へと、堕ちていった。




真田穹音、最後の言葉

「市沢、アンタ早く鍵を探しな……痛ッ! も、もう……ダメ……」



ありがとう真田穹音


君のおかげで幼き子供への欲求のあり方について、考える事ができた。



さようなら真田穹音


君の勇姿を、僕達は一生忘れない!




勇者真田穹音に栄光あれ!!










「私はまだ死んでないわよッ!!」


ドカッ


「ぐはっ……」


ミニスカート履いてるくせに、階段でお尻を隠す女子高生達に喝を入れたいな。


僕の名前を知ってるかい?


市沢和也だヨ!


「ってか、私は幼い子供なんて襲ってないしっ!」


ドカッ


「ぐはっ……」


あの公園事件の翌日。


現在朝早くて、まだ僕達以外誰もいない学校。


なんだかイケない空気がたっくさんだ!




結局あの後。


真田は気絶寸前まで痺れていた。


大量の電流が身体を走ったせいか、手足が動かない、呂律が回らない。


顔は痛みの表情だったけど、顔色は欲情中よろしくの赤色。


このまま公園に放置してゾクッとSプレイってのも良かったんだけど、さすがに僕の良心的にアウトと判断。


真田を引きづりながら真田自宅へ。


とりあえず外のテラスに真田を放置して、僕は帰宅。


ちなみにまだ、ビリビリさんの鍵は見つかっていない。


つまり、真田の腕には未だにビリビリさんがこんにちは状態。


「と、とにかくまずは鍵を探さないと……」


じゃないと、眞中に怒られる。


「全く……本当よ! 市沢、早く見つけてきなさいッ!」


僕は奴隷かよ……










「魚を食べると頭良くなるって言うけど、中には例外もいると思うんだよエロ魔神くん」


「す、すんません眞中さん……」


その日のお昼、学校の昼休みの時間。


僕は眞中にビリビリさんの返却を求められていた。


ちなみに今日の給食は魚でした。


「ふぅ……エロ魔神、お前本当に鍵をなくしたのか?」


「……申し訳ねぇ。多分公園のどこかにはあると思うんだが」


うん、眞中には正直に鍵をなくした事を告白。


「全く……ビリビリさんは今夜使う予定だったのに……」


頭を抱え、うなだれる眞中。


眞中はイケメンだ。

だからモテるんだ。


「今夜はビリビリさんを麻希さんに、ロープ縛りくんは香緒里さんに、ブルブル振動マシーンは高美さんに使う予定だったのに……」


眞中はイケメンだ。

だからモテるんだ。


……熟女に。


需要供給の問題。


「ビリビリさんがなかったら、麻希さんを楽しませてやれないじゃないか……」


ちなみに麻希さんってのは本名沙藤麻希、年齢41。


眞中のストライクゾーンは未知数だ。


理解不能。


「申し訳ない眞中、今度僕のお気に入りのお宝本を貸してやるからさ、許して」


僕の謝罪に眞中はひとつため息。


「出来れば熟女水着大図鑑なる本を貸してくれエロ魔神。そしたら今回の件はCHARAにしてやる」


「マジで? そんな本僕持ってないよ?」


そして何故CHARA?

イントネーションハチャメチャ。


「……ところでエロ魔神」


「ん? 悪いがそんなマニアック本は持ってないぞ?」


「違う違う」


CHARAの件を半ば無視した眞中、突然真顔になり僕をにらみつける。


……何?


「お前今、ビリビリさんどこにある?」


「…………ぁ」


フリーズin僕。


「鍵なくしたって事は、何かに使ったんだろ?」


「…………ぅん」


「ならスペアの鍵作るから、鍵穴となるビリビリさん本体を持って来て欲しいのだが……」


「ぁぁぁぁぁぁ……」


声が出ない。


しまったああぁぁぁ!


まだビリビリさん、真田の腕にマキマキ中だ!


そうだよ、鍵なくした事を素直に言えば、スペア鍵作るからって本体を要求されるよな普通!


そんで真田本人を連れて行く訳にはいかないし!!


しまった!

修羅場だ!!


「ま、眞中くん!」


「あ?」


誤魔化せ、誤魔化せ僕!!


眞中に勘ぐられないように……


「あ、その……その事なんだけどさ」


「なんだ?」


言い訳を考えろ僕!


「じ、実はな」


「ん?」


「昨日な」


「ああ」


「その……え、エロゲーやってる時にな」


「…………」


「その、あの……僕はエロシーンに興奮してな」


「…………」


「す、凄く興奮してな」


「…………」


「……思わずビリビリさんを食べてしまったんだ」


「お前ビリビリさん壊したな?」


「ひぃいいいい!」


壊してはいない!


って言葉が出て来ない。


恐怖で呂律が回らない。


眞中の顔、怖い。


「正直に言え、お前ビリビリさんをどこにやった?」


「いや、その、あの、えーっと……」


僕の視線は空中をスイミング中。


「目をそらすな」


「すみませんっ!」


くそっ……どうする?


真田ショタコン説は口が裂けても言えない。


かと言って、ビリビリさんの居場所は真田の腕な訳だし。


どうする?


僕自慢のムフフトークで話をそらすか?


「……正直に言え」


あ、無理そうな雰囲気だ。


「……眞中よ」


「なんだ?」


「正直に言うよ」


「ああ」


「僕はお姉さんが好きだ」


ドカッ


「ぶはっ!」


「誰がお前の好みのタイプを正直に言えと言った!」


くそっ……一か八かのムフフトークも失敗。


「うぅ……」


万策尽きたっ……


「……怒らないから正直に言えエロ魔神」


「もう既に怒ってるじゃないかっ!!」


眞中め……手強い。


もう、この際壊しちゃった事にするか……


その方が楽だ。


命的な意味で。


「……実はな」


僕は死んだ飛び魚の目をしながら、眞中に無実の死刑判決を受け入れる事を受理しかけた、


その時……




「……なあエロ魔神」


「ん?」


「あれはなんだ?」


「へ?」


突然、僕の後ろを指差した眞中。


そして僕は、その指差した方向へ視線を向けた。






「穹音、そのブレスレット何?」


「あ、ああコレ? こ、これはその……まあ、あ、新しいファッション的な?」


「穹音?」




目の前には、真田穹音とそのお友達である女子と仲良く談笑中。


しかし、そこに眞中の目は光った。


「……クラス委員長真田穹音の右腕を見ろ」


「眞中、それは錯覚だ! あれは古代ムー大陸へと繋がるゲートの通過チケットなんだ!」


眞中シカト。


「あれ……ビリビリさんじゃね?」


「だからアレはビリビリさんなんかじゃない! アレはかつての古代ローマ帝国、あのカエサルが所持していたと言われる伝説の浮気発覚防止道具の1つであって……」


「……ちょっと行ってくる」


「眞中ぁあああ!!」


修羅場って言葉を最近連呼しています。

不定期連載。


性格診断のコ〜ナ〜。


あなたの選んだキャラで私神的占い(性格診断)をしましょう。


次の中から、1人だけ適当にキャラクターを選んで下さい。


A、エロ魔神

B、ぺちゃぱい神様

C、脱衣麻雀界のタイガーマスク

D、ショタコン委員長

E、18禁書目録

F、眞中


市沢

「なんかまともな名前のキャラいねぇな、この小説」


眞中

「何故俺だけ名字?」








Aのエロ魔神を選んだあなた。


あなたは素直な心の持ち主です。

なんだって、エロと書かれているこの選択肢を選んだ時点で、あなたは欲望に素直な人間なんだなと分かります。


そんなあなたは素直に欲望のままに生きると、大抵修羅場に巻き込まれますので、たまにはエロを自重する事をオススメします。


そんなあなたのラッキーアイテムは好きな子のリコーダー。


ペロペロせずに、眺めるだけにとどめておきましょう。






Bのぺちゃぱい神様を選んだあなた。


身体的コンプレックスに悩まされているでしょ?

身長が伸びなかったり、未だ胸が平将門だったり。

あと、影が薄いと周りから言われませんか?

メインヒロインなのに出番が少ないとか、マジあり得ない人間でしょ?


胸といい影といい、もっと自己主張すべきです。

自分の個性を大切にして生きましょう。


ラッキーアイテムはガリンガリン君紅しょうが味。


これを食べると嫌でも注目の的になれますよ。






Cの脱衣麻雀界のタイガーマスクを選んだあなた


このロリコンめ……って言われるでしょ?

あなたは全てにおいて可愛さを追求する人間です。

子犬しかり、子猫しかり、小学生しかり。


そのあまりの可愛さへの執着心から、ロリコンと誤解を受けやすいです。

そんなあなたには某小学校バスケットラノベをオススメします。

より一層可愛さへの執着心に磨きがかかり、ロリコンからロリペドへと呼び名も変わるでしょう。

決して私は某小学校バスケットラノベを批判している訳ではありません。

むしろラノベ推奨です。


私は、あなたを批判しているのです、このロリコン!


ラッキーアイテムは赤いランドセル。


ラッキーボイスは

「まったく、小学生は最高だぜ」






Dのショタコン委員長を選んだあなた


他人には言えない隠し事をしていませんか?

例えば、社会的にアウトな欲情とか。

自分の立場上、他人には打ち明けられず、心の内にモヤモヤと。


そんなあなたにオススメするのが、小学生マニアックなる本。

児童ポルノギリギリ。

これさえ読めば、全ての欲望が満たされるハズです!


さあ、どこぞの委員長と一緒に日本ショタコン連盟の会へ入会を!

しかし、もしその欲望を無くしたい場合は、Aの選択肢を選んだ人と仲良くするのが吉。


ラッキーアイテムはビリビリさん。






Eの18禁書目録を選んだあなた


オタクですね。

そんなあなたは一方通行な気持ちを持っているハズ。


何に対して?

アニメキャラへの気持ちがだよ。


二次元エロという枠に捕らわれず、たまには現実へと目を向ける事をオススメします。

社会的に悪く見られがちなオタクですが、私は否定しません。

むしろ暖かな目で見守らせて頂きます。


あなたの嫁(婿)は、誰ですか?


ラッキーアイテムは禁書目録(実物の)






Fの眞中を選んだあなた


つまらない人間です。

他にもっとツッコミ所満載の選択肢があったにも関わらず、何故無難な眞中を選んだんですか?


もっと自分に正直になって良いと思います。

複雑な家庭環境のせいなどもあると思われますが、もっと自分に正直に生きて、みんなと共に変態の道へと足を進めては如何?


ちなみに私は熟女とメガネ娘は無理な人間です。


ラッキーアイテムは熟女水着大図鑑







コマ

「どの選択肢選んでも結局はヒドイ内容……」


市沢

「僕はAを選択したんだけど……リコーダーはペロペロしちゃうよ実際」


コマ

「……はぁ」

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