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第十幕 神様としての役目

「あ、もしもし警察ですか? なんか神社の女子トイレに腐れ変態野郎がいるので死刑にしてあげてください」


「いやぁ真田、僕らのenemyポリスメンには通報しないでぇ!」






市沢探検隊前回までのあらすじ。


謎の生物「イヌミミぺちゃぱい」の生態が記録されているSDカードを求めて、未開の楽園「女子トイレ」に突入を試みた市沢探検隊。


しかし楽園の入口でのたのたしていたら、楽園の番人こと鬼の真田虫に見つかってしまった!


どうなる市沢探検隊!?


果たして、彼らは無事に社会復帰出来るのかッ!?




「終わったよ……とうとう僕は国家権力の塊相手にお縄頂戴されてしまうのか……」


僕は心の中で泣いていた。


こんな事になるなら、もっと女子トイレの中を堪能しておくべきだった……。


「あんた……反省してないわね?」


一方の真田は飽きれ顔。


「反省なんてするものかッ! 男たるもの、いつ死んでもいいように後悔のないムフフ生活をだな……」


「ふぅん、じゃあ本当に警察にでも通報しようかなぁ?」


「すみませんマジ反省してますよ真田さん、いやマジ冗談っすよぉ!」


ご機嫌取りも楽じゃない。










「……つまり、間違ってSDカードを投げちゃって、それがあの窓から女子トイレに?」


「うん、その通りなんだけど真田さん、そのジト目からして僕の話を信じてないでしょ?」


「当たり前でしょ腐れ変態野郎さん」


「腐れって……失礼な、僕は腐ってもないし変態でもない! 僕はただ健全な男の本能を理性に包まずありのままに外へ放出しているだけだ!」


「それを変態って言うのよ腐って腐敗した変態野郎さん」


「……あ、空に可愛い小学生の男の子がっ!」


「えっ!? どこどこ!?」


「…………」


「ちょっとどこよ……あっ! えっ、えっと……」


「…………」


「…………」


「……大変ですね」


「そ、そちらこそ……」


僕らは変態ではない。




何とか通報だけは止めてもらった僕。


そしてまぁ、何となく神社の境内のベンチへ。



真田も何となくついてきて、ベンチの横へ。

ってか真田、神社に何の用だ?


一方のコマさんは既に石の狛犬像へ憑依したらしい。


石の狛犬像の瞳の部分、何故か濡れてる。


石なのに。


「あ、あのぉ〜……真田さん?」


「……なに?」


うわっ、まだちょっとツンツンしてる……。


「まあその、今日は何故この白犬神社に?」


とりあえずご機嫌取りをしないと。


「……あんたには関係ないでしょ」


「関係ないって……仮にも僕、ここの神様なんだけど……」


「……あ?」


「あ、すみません」


やっぱり僕は真田が苦手だな。

もうここまで露骨に嫌がられるとは……。


「……お祈りよ」


「……へ?」


その時、真田は呟いた。



「だからお祈り! ……は、早くこのブレスレットの鍵が見つかって、さらに私のせ、性癖が治りますようにって……」


「……あのー、だからこの神社の神様は僕なんですが?」


「うるさいエセ神様っ!」


「ぐはっ、お前痛いところを……」


何だか突き刺さるモノがあった。

ちなみに最近肉体労働的な意味では頑張っているのですが……


「……とにかく、お祈りして帰るわ私。アンタと一緒にいたら妊娠とかしちゃいそうだし」


「僕はそこまで不潔じゃないよっ!」


まだ純潔だよっ!


「はいはい、じゃあお祈りお祈り……」


そう言って財布を取りだし、硬貨を探す真田。


「はいはいで済まされた僕の純潔……」


30が魔法使いなら50は賢者だよね。


……って、何を言っているんだ僕は?









……けど、この時僕は思った。


真田にはその願いを叶えてやると僕は言った。


しかし、実際僕は何かしたか?


ビリビリさんの鍵は無くすし、トイレ探検家市沢君を目撃されちゃったり……




むしろ、なんか足手まといしかしてない気がする。


せっかく神社へお祈りに来てくれたんだ。


僕は神様。


だから神様として、力になってあげないと。


コマのためにも、真田のためにも。




だから僕は考え、行動を起こす!

今回は短くてごめんなさいです。

全てはエラーが……あ、いや何でもないです。




で、まぁやっと10話っつー地味に節目な回に到達したので、記念でもないんですが、読書の皆様にアンケート取りたいと思っています。


任意でいいので、答えてくれたら嬉しいです。




えっと、まぁ今後のストーリーについて、ちょっと読書の皆様視点での意見を伺いたいのですが、


今後「私神」の物語が進むうえで、読書の皆様的にはどういった展開が望ましいのですかね?


現在「私神」はコメディー路線で話を作ってるんですが、何かもう1つジャンルを物語の進展に加えてみようかと。


なので、以下の中から何か選んで頂けたら。




1:もっと下ネタギャグ増加とか、どきつい下ネタとか。要はコメディーとは微妙に違うギャグ増加。


2、感動とか青春とか学園とか、とにかく爽やか感(つまりはドラマ的なモノ)プラス


3、恋愛とかラブコメとか、甘酸っぱいのがよい(作者的に書けるかどうか……)


4、神力とか神様設定フル使用でのバトルとかファンタジー要素プラス


5、敢えてなにもプラスせず、もうコメディーだけで勝負。


6、その他




今後の小説の進展や作者のやる気とかに影響するので、良かったらアンケートお願いします。


期間とかは特に設けません。


適当に感想欄やメッセージボックス等に意見を送って頂けたら。


改めてお願いしますね!

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