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初配信①

やっと配信できた···。

俺氏、復活!

ミオちゃんの甘噛みぱぅわーで、鬱モードが完全に吹っ切れた。

ありがたや···やはり持つべきものは友。

ささ、もうダンジョンアタックの練習は十分積んだし、配信活動始めようぜー!



···めっちゃ渋い顔するじゃん。

ミオ氏、何がそんなに不満だと言うのだね?

自傷スキルのことは無問題だよ?

見てるこっちが痛い、ねえ···

確かにかなり衝撃的な映像だけどさ、そのうち慣れるよ。ヘーキヘーキ。



機材だって準備しちゃったモンニ。

ほら見て、浮遊カメラですよ。

しかも魔力で動くタイプ。

ハイエンドはさすがに買えなかったけど、これもミドルくらいの性能はあるって電気屋のあんちゃんが言ってた。

これ1台で音声もかなり拾ってくれるから、配信活動には十分なんだって。



なーなー、いいじゃろ?

異世界無双は転生してからの夢なんだよ。



「はぁ······」

「ん、私はもう元気。むきむき」



見よ!この鍛え抜かれた上腕二頭筋をッ!!

···ぷにぷにしてる?

いやでも力は付いてるんだよホントに。

普段のダンジョンアタックで知ってるでしょ。

···腕相撲で勝負したいと申すか!

いいよ、俺がかるぅくひねってやりますとも。



「行くよアカリちゃん。···見合って見合って〜···はっけよ〜い···のこった!」

《b》ッ《big》ダァァアアン!!!《/big》《/b》



···(´・ω・`)


···(´・ω・`)


ミオちゃんが想定よりも遥かにゴリラだった。



◆◆



「配信させて」

「ダメ」

「じゃあ1人で配信する」

「待ってそれはアカン」



その後も渋るミオしゃを説得しまくって、最終的には配信が許可されました。

「ダメだって言っても1人で配信するくらいなら、私も付いて行くよ。《small》···はぁ《/small》」だってさ。

やはりゴネ得。



許しを得たので準備をぱぱっと整える。

チャンネルを開設して、フォロワー二桁の公式ズウィッターで予告も済ませた。

そして自傷バレから3日が経った今日、俺達は浮遊カメラと共にダンジョンに立っていた。



「ふーっ、緊張するね」

「《small》···かんで《/small》」

「また?···仕方ないなあ」


かぷっ


「ぁ···♡」



やっべ、ミオちゃんの甘噛みキくっ。

もう俺の体は定期的に“かぷかぷ”されないと保たなくなっちゃったな。

でもおかげで緊張が吹き飛んで元気100倍。

行くぜミオちゃん、配信開始ボタンぽちー!








「《xsmall》···こんにちは。えっと、アカリです。今日から配信活動を始めました。よろしくお願いします《/xsmall》」

「声小さすぎない?···皆さんこんにちは、アカリちゃんの補佐を務めるミオです。よろしくお願いします」



前言撤回。

甘噛みされても緊張するわ。

全然声が出ねえわ。


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