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超絶素人"物書き見習い"黒舌チャウの思うこと。特別編 ー 戦慄! 住宅街にたむろする「キャッチ」集団 ー

作者: 黒舌チャウ

 ある日、目的地までのショートカットのため、ボクは住宅街を抜けることにしました。


 その日は朝がとっても寒くて……。

 でも、日が昇ってしばらくしたその時間帯は、暖かくて。


 ちょっぴり、わふわふ気分でした。


 しばらく住宅街を歩いていると……。


 なんと、住宅街の一角に、「キャッチ」の集団が"たむろ"しています。



「……キャッチだ……(´・∞・` )」



 ボクは道の端っこを、キャッチたちと目を合わせないように進みます。


 すると。


 キャッチたちの中から、すこし大柄なキャッチがボクのほうへと近づいてきました。



「み……みつかっちゃった……(´・∞・`;)」



 それでも、目を合わせないように、それでいて、キャッチたちの動きを視界に捉えながら歩みを進めるボク。


 ですが、大柄なキャッチAが、ボクの進行方向を横切るように立ちふさがります。


 思わず立ち止まってしまいました。


 すると。


 キャッチAが突然、ドシーンと横倒しに倒れました。



「……手練れ(ベテラン)だ(´・∞・`;)くっ…」



 キャッチAは、すかさず体をくねらせながら、右に左にと、体勢を変えます。

 その間も、油断のない視線をボクに向けながら……。



「に……逃げないと……(´・∞・`;)」



 回り込むように、キャッチAの横を通り過ぎようとしたボクでしたが、その時ボクは、すでにキャッチたちの術中にはまっていたことに気付かされます。


 キャッチBが、すでにボクの右脚をとらえていたのです。



「囮だったのか……っ!(`・∞・´;)」



 そう、キャッチAが注意を引いている間にキャッチBが動きを封じる。高度な連携による陽動作戦。


 道の端っこを歩いていたボクは、まんまと逃げ道をふさがれてしまったのです。



 ボクの右脚にすり寄り、自身の腰のあたりまできたところでボクを見上げるキャッチB。

 なんてこともないとでも言いたげな、素っ気ない表情でありながら、その瞳はまっすぐボクを見つめてきます。


 その間も体をくねらす、キャッチA。



「ご、ごめんなさい。

ボク、ちょっと急…い……で…………(´・∞ ・`;)」



 キャッチBをまたぎ、なんとかその場を逃れようとしたボクでしたが、ふと、他のキャッチたちへと視線を向けた時……見つけてしまったのです。

 めちゃくちゃ「タイプ」なキャッチを……。



 陽動作戦のキャッチA・Bから、すこし離れたところ、寝転ぶキャッチや身だしなみを整えるのに余念のないキャッチのすぐ隣。


 きれいな座り姿でこちらを見つめるキャッチ。


 美しい顔立ちの中にも、どこか愛らしさを感じさせるそのキャッチに、ボクは思わず足を止めてしまいました。



「う……(´;∞;` )くぅ…」



 近寄り差し出したボクの手に、おでこをすり寄せる、美キャッチC。

 のどを鳴らしながら、ボクの手に頬ずりし、そのまま崩れ落ちるように横になりました。



「しょうがないやつめっ(`・∞・´*)」



 まんまとキャッチたちに絡めとられたボク。

 すかさず他のキャッチたちも、すり寄ってきます。




 その後、「よそ者」の匂いをさせて帰ったボクに、我が家の元アサルトバスターキャットが尻尾をタヌキのようにして出迎えてくれました。


 ちょっとでも近づこうものなら「ぅおぉぉぅぅ~……」と耳をぺったり倒してうなられ、 危険を感じたボクは、飛びかかられる前におフロへ。



「春頃、またいってみようかな(´・∞・`*)」



 湯舟に浸かりながら、ちびキャッチとの出会いを期待するボクでした。 


 


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