神様、私はもう20年以上罪を重ねています……。カップ焼きそばのお供に菓子パンを自由に選べるはずなのに、いつも『まるごとソーセージ』に即決してしまいます……。多様性を受け入れない私をお許し下さい……。
皆様今晩は! シサマという者です。
毎日猛暑なので、余計な前フリは省略しますね(笑)。
最近は物価高でカップ焼きそばも高くなり、私のようなダメ人間の拠り所でもあった「大盛りカップ焼きそば」が、大幅値上げに加えて微妙に麺量を減らした仕様を定着させようとしています。
麺量130g→120gへの変更、これは大盛りの定義を一夜にして強引に120gに書き換えようとする悪徳デジタル主義で、怒りを禁じ得ません。
更に最近のUFO新作などでは、定価200円を超えるレギュラーサイズの麺量が85g以下となり、1975年のマルちゃん『焼きそば弁当』発売からの暗黙の了解であった、「ミニサイズを除くレギュラーサイズのカップ焼きそばの麺量は90〜100g」という、人間の食欲の尊厳までも蹂躙していると言っても過言ではないでしょう。
もう40代後半の私ですが、遂に私が生まれてから見たことのないレベルでカップ焼きそばの麺が減らされているのです!
麺量を維持するために値上げするのではなく、麺量を減らして更に値上げすることで、これから日本の食品に関して値上げの理由は不要になります。
極めて主観的な基準である、「おいしくなった」とかいう理由が値上げの理由となる、恐ろしい世の中ですね〜。
……さて、こうしてカップ焼きそばの麺量が減らされても、そう簡単にジャンキーな食欲は衰えないもの。
そこで決め手となるのが、カップ焼きそばのお供、すなわちおにぎりや菓子パンなどの存在です!
しかしながら、ラーメンと菓子パンの相性って良くないですよね。
ラーメンにはスープがあるので、その味を受け止めるには表面に強い味が乗っていない、おにぎりや手巻き寿司が最適。
カップ焼きそばと菓子パンのコンビは、一見口内水分不足を招きそうですが、菓子パンに乗っているケチャップやマヨネーズ系の調味料は、実は焼きそばと好相性なのです。
今やおにぎりや手巻き寿司も随分多彩になりましたが、菓子パンの種類はそれ以上。
カップ焼きそばのお供には、あんパンやメロンパンといった正統派の菓子パンはまず選ばれず(笑)、皆様はサンドイッチやハンバーガーのような、いわゆる『調理パン』を選ぶことでしょう。
そうして本来、カップ焼きそばのお供の菓子パンは選び放題な中、私の選択肢はこの20年以上、大半がひとつのパンに即決してしまいます。
それが、『まるごとソーセージ』。
山崎製パンのロングセラー商品である『まるごとソーセージ』は、少し甘めの柔らかいパンの真ん中にソーセージが1本乗っており、更に上から『からしマヨネーズ風ドレッシング』がかかった、部活帰りの中高生からダメ中高年……くっ、認めたくないものだな……のシサマまで、日本の男性人気No.1の菓子パンです。
現在では無限に存在するマヨネーズ系、ソーセージ系の菓子パンの中で、1987年発売という超古株ながら男性人気No.1を独走する秘密は、あくまでもダメ人間に優しい仕様にありました!
①リーズナブル……食品値上げラッシュの現在でも定価130円前後をキープし、スーパーやドラッグストアでは安売りセールの定番商品でもあります。
②ちょうどいい味、ボリューム、かりそめのヘルシーさ(笑)……おいしいけどクドさを感じず完食出来、からしマヨネーズ風ドレッシングの中には細かいタマネギが入っています。
十分にジャンキーでありながら、心に野菜を感じて今日を生きられるアドバンテージは、他の菓子パンにはありません。
③最初の一口で失望させない……定規を用いて厳密に測定した結果、パンの両端から約2cm地点にからしマヨネーズ風ドレッシングの存在を確認しました(笑)。
これはつまり、男性の最初の一口でパンだけをもぐもぐする不完全燃焼感を防ぐ工夫がなされており、最初から最後までおいしい菓子パンであり続けていることになります。
そして何より、このソーセージとからしマヨネーズ風ドレッシングの存在が、パンだけではなくお供のカップ焼きそばのおいしさもアップさせます。
マヨネーズが入っていない、プライベートブランドの廉価カップ焼きそばなどには、このドレッシング、タマネギ、ソーセージの力でコスパを爆上げしているのですね。
以上の点から、私のカップ焼きそばのお供は長年『まるごとソーセージ』です。
これがマヨネーズマシマシなカップ焼きそばなら、他の菓子パンの方が相性がいいと思いますが、私はマヨネーズが多いカップ焼きそばあまり好きではありませんので、きっと『まるごとソーセージ』が製造中止になってしまうか、私の人生が停止してしまうまで(笑)、この罪を重ね続けることでしょう……。
神様、お許し下さい……。