表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

2/7

冒険者ギルドを追放される

「カリスト、お前は冒険者業が何たるか分かっていない屑だ。お前をギルド追放から追放する。」


冒険者ギルドマスターが元・Fランク冒険者に宣告する。


続けてその理由を言う。


「そもそも冒険者はクエストを自発的に受けるものだ。そして依頼を達成できなくて金を貰えないのは努力不足によるものであり、老後問題も結局は自業自得だ。つまり、冒険者に金が払われるのは依頼を達成した時だけだ。保険制度やら年金とかいう不要な金は出さん」


「これは下級冒険者個人の問題ではない。この町全体の…」

「黙れ!」


ギルドマスターがカリストの言葉を遮る。

ギルドマスターも所詮は中間搾取者に過ぎなかった。

本人は依頼を冒険者に流すだけで、汗水流さずに金を得ている。

その地位を邪魔する者は優秀な冒険者であっても簡単に解雇する。


それでもカリストは諦めない。

今は引き下がる。

同志を集め、計画を入念に練る。


カリストは無能なギルドマスターに背を向けて歩き出す。

感想や誤字報告は大歓迎です。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] ファンタジーと社会主義という発想が面白い。 [気になる点] カリストという名は組合主義者を指すサンディカリストからとられたのだろうか? [一言] 期待してます。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ