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001 知りたくなかった

1週間に2回ほど更新していくつもりです。

「おはよう。オハヨー、おーはーよー……お~い」


あーぁ、ダーッる。もう朝かよ。まぶしいな、でも、こんなところで寝てたっけ?

てか朝っぱらから人の顔叩くんじゃねぇよ。


「君、死んでるよ」


あ?何言ってんだ、コイツw?コイツ……(考え中)


「うわっ……誰っ?てか、どこ」


「もうさ、聞き飽きたんだよね?ソレ。みんな言うからさぁ、まぁしょうがないか。きみら簡単に死んじゃった”ザ・コ”だもんねwウケる」


チッ、何なんだよこいつ?

「俺はお前が誰でココはどこか聞いてるだけなのになんでそんなザコ呼ばわりされなきゃいけないんだよ!」

今の状況、説明すると~そうだな。俺はベットに寝かされている。そして周りには俺と同じように寝かされている奴らが何人か見える。そしてその全員の横に腕章を付けた人が座っていた。


「可愛そうだよね君も。こんな若いのにココに来て(ウンウン)」

 ほんとにかわいそうね。きみは。


「だからココは DO CO?」


「ココは!」


「ここは?」


「天立転生補助センター日本ブロック、らしいです」


らしい……とは?


「まだよく分かんないですよ(Tehepero)実は昨日、イタリアブロックから応援に来たばっかで」


「応援?でも最初『ソレ、キキアキタんですヨね~』って言ってたじゃん」


「私、そんなんですか……(涙)傷付きました(グスン)」


うぜー。


「最近地球で、いや地球にある日本でデッカい地震があったらしいんですよ?だーかーらー、今日配属されたのにあなた含めて4人も担当してるんですよ!」


そうでもなーい。驚く必要のない人数。


え、なんか顔が、顔が怒ってるんですけど……

もしかして、ココロの声聞こえてる系?


「(首を縦に振る)ていうか、1日に担当する人数としてはこれでも相当多いほうなんですよ」


「ほかの3人は?」

 一応聞いておいてあげた。


「きみの来る前に処理しました。私、優秀なんで」

 一体どんな処理をされてしまったんだろう。かわいそうな俺の前3人。


「ふ~ん。でも地震かー、そんなんあったっけ?」

 多分地震はあったんだ。そして俺はそこで死んだ、本当のところは知らないが。


「そーとーおっきかったみたいですヨ?(股間を見る)それくらい、フフッ」


 え?


「いやいやいや、違う!断じて違う!これはーアレだ、アレ!」

耐えろ!お願いだっ今はおさまってくれ我ガ、リトルッ!


「アレって~っ?w」


「ーー アレ ーー」

その時周りを見渡したとき、まだ1人だけベットから起きていない女子が居た。

「アレ……誰だ?」


「アレって……あー、あの子ですか。ぅん~と、485ページの~いや!あぶないあぶない。個人情報なので教えられませーん!」


っておいおい今更マニュアル的なの見んなよ。


「言える事は、彼女は稀に見る”レアケース”ってやつです。ていうかあなたもレアケースですけどね」


「俺が?俺の、どこが」


「ソレ、それですよ。あなたは何も覚えてない。生前のことを、何も」


え…?たしかに最初からおかしいと思っていた。言語、日常的なことについては感覚でわかるのだが、考えても考えても”思い出”が見当たらないのだ。


 ただ今言えることが1つある。

「とりあえず、トイレ行っていいか?もれそうだ」


「一緒に行きましょうか?ちょうど自分も行きたかったんで」

「はぁ?」

「じゃあトイレの場所、分かるんですね?」


「降参」

2人でトイレへ向かった。


窓が無い廊下を女子と2人で歩いてる。顔のレベルは正直高い、と思う。スタイルも俺好みだ。しかし、何も覚えてないってどういう事だ?と言うか今何を基準に、何を基準に顔のレベルが高いと思ったんだ?あーやばい考えていることが混ざり始めた。


「あの…」


「ん?」


「着いたよ」

と言われた後、トイレに入る入り口付近で途端に耳元に囁かれた。

「(小声)いくら考えても、思い出せないよ」


”お前は俺のナニを知っている?”


「怖~い。急になに?もー入り口で止まんないでよね、私もしたいんだから」


そうせかされ、トイレの中に入る。

そしてトイレの中を一回りした。


「ここってまさか、和式しか無いの?」

大じゃ無くて良かったー。


「あったり前だろ?ココは日本から来た霊達を収容する棟なんだから」

 いつの時代の日本人を収容するつもりなんだか……


「てかお前ここ、男子トイレだゾ。」


「それが?」

そう言って小便器の前に立ち、彼女は着ていたジャージのズボンを下げた。


「おい!」

遅かった。しかも(ゴクリ……)デカい、俺よりも相~当~デカい。


「見すぎ、キモ……、てかしないの?」


「したいよ、いや、するけどね」

と言って隣の便器に立った。

彼を1度可愛いと思ってしまい、サイズでも敗北した。

漢として、どう立ち直ればイイんだよ……


「まぁ私的には、キミも”ナクはない”ね」

キミって呼ぶのは私には合わないな。


「食堂寄ってくかい?ナサくん」


「あぁ、てか俺ってそんな名前だったのか」


できれば評価や感想をお待ちしています。小説を書くのは初めてなので間違えている箇所があれば報告よろしくお願いします。

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