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骨の男  作者: 若井狼介
6/10

    二

 ただなりに闇であった。前後左右はおろか天も地もない常夜を、いつの間にか幸子は眺めていた。どれくらい眺めていたものか、厚い暗幕の中央を針でぷつりと突いたような、ちょうど胡麻(ごま)粒程の小さな点が不意にひとつ出来た。彼女が気付いてみとめると、点はみるみる大きく広がって、或いは彼女めがけて近付きながら火を噴いて猛り輝き、瞬く間に辺り一面に閃光を放った。

 ――寝覚めた幸子の枕元に、(まぶ)しい陽光がさし込んでいる。眠い目をしばたかせながら窓辺に寝返りを打つと、先に起きていた綾子が、カーテンの間に頭を突っ込んで庭を覗いていた。

「あっお姉ちゃんおはよ、外ねえ、ちょっと積もっとるに」

 雪が積もるたびに子犬のごとく喜ぶ妹に、上着ぐらい羽織りなさいよと小言をぶつけてあくびをこぼす。吐いた息が白く漂っている。

 この雪深い山あいには例年、寒波があと二ヶ月は居座る。幸子の父母や祖父は、暖かくなってから増築の工事にかかると完成が四月にずれ込んでしまうため、一月二月の晴れた週末を見計らって地鎮祭を終え、地ならしを始めたいと考えていた。のんびりと構えているようでいてとかく新しい物事にはせっかちにあたるのは、農村部ならではの気風であろう。父は分相応に事を進めていてもやれ音がどうした、やれ家の前の道を塞ぐなとやかましい余所様はいるものだとつけ加えた。気を回せばきりがない。二部屋ばかりの増築ならさっさと建ててしまいたい心持ちが働いていた。無論幸子も、早く自分の部屋がほしいと願っている。親しいクラスメートが遊びに来た時に、妹と共用する一間に通すのは、子供ながら体裁が良いものではなかった。そのうえ遊びの輪に妹が入って来ては、いつにも増しておどけてはしゃぐ。友人達は綾子を可愛がってくれるものの、幸子にとっては時々邪魔に感じられて面白くない。友人が帰ってから綾子が泣くまで愚痴をぶつけて、母にどやされることもあった。干渉を嫌う年頃に近づいた幸子には納得いかず、ドラマや少女漫画に描かれているフローリングの床とカントリー調の小物が揃った、日当たりの良い部屋を思い描いては、畳の角に置かれている、幸子が赤ん坊の時分に買ったらしいアヒルと雛の絵がプリントされた箪笥(たんす)を、度々野暮(やぼ)ったく感じた。

 土日までパートに出ていない母は、家にいればいたで掃除に洗濯にと何かんぞ働いている。娘達にも家事の細々(こまごま)とした手伝いがまわって来るかわりに、週末まで祖母のむずかりに煩わされることはない。朝飯をすませて蒲団(ふとん)を仕舞い、先程から幸子は部屋で漫画を読んでいる。やはり下腹部が重い。クッションを枕に体を横にすると、明日の予定を話し合う母と祖父の声が襖の隙間から聞こえて来た。

 翌日もうららかな天気となった。父と母が忙しなく湯のみを庭先に運んで行く。ゆったりと煙草を呑んでいた祖父も「よし」と勇んで腰を上げ、草履(ぞうり)をせっついて近所まわりに出掛けた。地鎮祭は、昼前には始まる予定だ。

 ジチンサイってなあにとしきりに尋ねる綾子に、

「神社から神主さんが来て、お(はら)いしてくれるんやに」

 母が居間を横切りがてら説明する。間髪いれずにオハライってなあにとかぶせた妹の頬を、幸子が軽くつねった。笑ってじゃれつく綾子をかわしながら、幸子は先程から外を気にして、障子戸の下側にはめ込まれた硝子を覗いている。今から始まる風習は、妹を小突いた彼女からしても物珍しい神事に違いない。縁側には、茶器を乗せたお盆と重ねた座布団が用意してある。

「幸子、お友達が遊びに来とるぞ」

「あ、来た? はあい」

 父の声に幸子が玄関へと急ぐ。上がり(がまち)の前には、仲の良い級友二人が並んで立っていた。

 今から地祭を受け持つ神社は、ここいらの小学校の分団が集まる公園の奥隣にある。狭い社ではあるが歴史は古く、また境内では夏休みになるとラジオ体操や、子ども会の催し物が開かれるので、児童達にとって馴染みの場でもあった。一週間程前に幸子は母から、お祓いが終わるまでの間は綾子と公園にいるよう条件付きで、仲の良い友達を呼んで一日遊んでもいいと促してもらっていた。友人達は幸子から地祭の話を聞かされ、少女漫画誌に載っていた恋愛成就のまじないやら星占いの話題に湧きつつ、嬉々として遊ぶ約束を交わした。

 居間のソファにかけておいたコートを着ると靴を履き、幸子はさっそく仲間と歩き出す。きゃあきゃあと戯れる三人の後を、綾子が黄色い長靴を鳴らして追いかけて来た。久方ぶりに冬晴れの広がる青い空の下、子供達は凍りついた外気も苦にせず、道々路肩に積もった雪の上澄みをつかんでは投げあっている。綾子が鼻の下に泥をつけたまま奮闘する姿に、みんなして腹を抱えて笑いあった。セーターの首まわりに汗の感触がする。すっかり体が温まった四人は、公園に着くと鉄棒の前のベンチに座ってお喋りを始めた。幸子も友人達も、奈美を起点に集まった女子生徒ほどませた自意識を持ち合わせていない。むしろ女児の見てくれや力関係次第で接し方を変える男子生徒達となら、極力(かか)わりたくないと思っている。それでも、目下(もっか)友人の一人を恋心に似た気分にさせる隣のクラスの男の子の話題に夢中になった後、負けずにもう一人と幸子が、ここ地元を舞台にした大河ドラマに出演する若い人気俳優の話に色めき立った。

 手持ち無沙汰(ぶさた)の雪遊びに綾子が凝り始めるまで一渡りお喋りをして、一息ついた時、重い物が落ちる音が明瞭に聞こえた。斜め後ろの寒椿に被さった雪が割れ、固い葉が光っている。

「そういやあ、今って何時だっけ。地鎮祭もう始まっとるかもしれん」

「ここって時計、動いとったっけ――あれ、そんなに時間かかんないよ、前に家の親戚でもやったんだって。今始まってるか、もしかして、もう終わっとったりして」

「ええ、嘘お私見たことないのに。ああサチの家行きたくなってくる」

「わあいアヤも行くう」

 姉のもとに駆け寄った綾子が腕に抱きつき、鼻をすすってえくぼを寄せる。

「行こう行こう、隠れて見ない? そうしようよ」

 誰ともなく口にすると、四人はまたきゃあきゃあとうかれてもと来た道を駆けて行く。一軒家の壁づたいに刑事ドラマよろしく背をつけて進む真似をしては、可笑しくて口々に吹き出した。こうして楽しくしていると、田圃と民家と山があるだけの路地のぬかるみが、日を浴びているだけで清清しく映る。幸子の家の郵便受けを過ぎたところ、塀の角から手前に奥まった畑の跡地を眺めると、烏帽子を被った白装束の神主が、長い袖をぶら下げて榊を振る姿が飛び込んだ。

「始まっとるよ、静かに――」

 時おり強まる北風が、母屋の裏手から西の数軒先まで続く並木を貫き、神事の道具が砂埃に晒されている。虎落笛(もがりぶえ)が祝詞をさらっては、幸子の耳たぶをかすめて過ぎて行く。御祓いに立ちあっているのは祖父と父母、他には何度か説明にやって来た住宅会社の営業マンや、近場に住んでいる祖母方の叔母夫婦の姿もあった。皆一様に神妙な面もちをしてうな垂れている。思わず手をあわせようとした幸子の袖を引っ張り、ごっこ遊びの続きをしようとせがんだ綾子を軽く小突くと、友人達がたまらず噴き出した。

「ばれちゃうって、内緒なんだから」

 互いの肩を肩で小突きつつ、幸子は級友に一層の親しみを覚えていた。

「お菓子とか余ると思うし、これ終わったら一緒に食べようよ、だめ?」

 春になれば幸子ら六年生は、転居や私立への入学を希望するごく少数を例外としたほぼ全員が、揃って同じ中学校に上がる。この時の幸子は、完成したばかりの真新しい自室に友人二人を招き、今日の延長を過ごしている、まるで楽天的な想像ばかりを描いていた。 

「あ、何あれ。何か撒いとる」 

 綾子の興味に友人が答えを足す。

「あれ御神酒(おみき)っていって、土地の神様にお酒をあげるんだよ。お酒なんだって」 

「へえ。ふうん。なんでお酒あげるの」

「よく知らんけど、神様を鎮めるって意味だって、家のお母さん言ってた」 

「鎮めるって何」

「ええと、何だっけ。土地を掘ったり建物を造りますが、怒らないで下さいって意味かな」 

「ふうん」

 わかっていないのであろう生返事をする妹をよそに、幸子は畑の跡地に目を凝らした。母屋が作った影が畑跡の面積の三分の一ほどまで被っている。足場を良くするために祖父が朝から目ぼしい場所の雪を掃いたが、折からの晴天と上昇しない気温のため、地面は氷と(しも)の殻が固めている。深々とお辞儀(じぎ)をし、間があって神主が居合わせた面々のほうを振り返った。後ろの列がほぐれていく。どうやら滞りなく祭事を終えたらしい。各々が談笑しながら、開け放した縁側に集まっていく。さっそく茶と菓子を配る母も見えた。

 頻繁に神社の境内を利用するとは言っても、幸子と子供らが神主を眺めるのは、もしくは神主だと認識して観察するのは今日が初めてである。烏帽子(えぼし)を取った髪はよくなめして整えてある。遠めにも太い眉毛を渋皮色の肌に乗せ、清潔そうな着物に包んだいかにもかっぷくが良い腹を揺らしている。祖父は珍しく紋付袴を着込み、かくしゃくとした声を張って神主等と世間話に余念がない。すぐ隣には父の姿もある。座布団を屋内に敷いたものだが、一行は一息つくと、上がり端まで腰を据えることなく庭を後にした。

 幸子の伯母夫婦は残って、祖母の離れにまで挨拶をしてくれた。伯母は母に頭を下げ、母も打ち解けていくらか話し込んでいたらしい。それでも「世話になってはいけないから」と帰り支度をし出した伯父伯母が、幸子にだけではなく友人二人にも、まだ目新しさの残る五百円を駄賃に配り、綾子には可愛らしい絵柄のスナック菓子を手渡した。

「優しい伯母さんじゃん」

「いいなあ」

 気をよくした友人達が交互に言う。幸子はまんざらでもなかったし、無性に照れくさかった。同時に、祖母が祖母らしくあった頃をしのばせる伯母の面差しを、孤独らしい気持ちで見送った。――幸子の祖母方は兄弟姉妹に恵まれ、おまけに長寿の家系でもあったから、この頃(一九九四年)には長兄を老衰で欠いたのみであった。いっぽう祖父方には、祖父を含めて歳の離れた男子が四人産まれた。丈夫でならした一番上の兄が破傷風に倒れたのを皮切りに、次男三男と四男にあたる祖父は先の大戦の最中に揃って赤紙を配られ、再び故郷の伊吹山を見ることが叶ったのは、祖父ただ一人だけであった。

 この日、幸子は友人二人と久々に暮れ時まで遊んだ。玄関先から、先程二人を迎えに訪れた母親達と幸子の母が談笑している。縁側ごしに回って手を振る友人達に、幸子はガラス越しから手を振り返した。早々と宵闇を降ろした寒空には星が震えている。卒業しても仲良くしてちょうだいねとうそぶいたのは、友達の親のほうであった。 慌ただしい日曜が終わり、週明けの空はまたいつも通りの冬曇りに戻っていた。そうでなくとも月曜の朝は億劫(おっくう)でならないが、幸子の気持ちは昨日のまま晴れやかだ。いつもに比べればのんちゃんが苦にならず、校門で待ち合わせる約束をした、昨日遊んだばかりの二人と賑々(にぎにぎ)しく中庭を過ぎて、校舎の昇降口をすぐ入ったところにたむろしている奈美達にも、幸子は自分から挨拶をした。腕を組む癖がある奈美が「やけに元気だね」と笑い返す。明るく相槌(あいづち)を返した三人の背中を奈美の黒目が点検している隙に、のんちゃんは下駄箱をすり抜け、(とが)めを受けないまま教室まで着いた。そうして次の週末、三人が揃って買っている少女漫画の付録についていた髪留めを、幸子がボブの耳元に付けて学校に通うようになると、横着(おうちゃく)な男子生徒らが居座った踊場を通る時でさえ身を縮めすぎずにいられた。六年間通った中で一等楽しい三学期は、元々ごく短い日数しか用意されていない。

 さて幸子が卒業式を、そして妹の綾子が卒園を迎える前に、一家が待ちわびた離れの基礎工事は着工された。営業マンのすすめもあって、子供部屋と母屋を繋ぐ導線を確保するために、母屋にもいくらか手を加える運びとなった。台所の突き当たり――母屋の向かって西側のどん詰まりには、時代遅れの農具や代替えして不用になった家電が、捨てるにもったいないからと仕舞ってある。他には精米機に米に野菜にと、置き場のない物を収納するスペースとして使われていた。これを北西側の勝手口と周囲の壁づたいに移し替え、空いた空間に今度は勝手口をそっくり移動させるのである。業者が事前に調べたところ、増築の予定地と母屋の境に通る(あぜ)は、地下のごく浅い部分に石の層を隠していることがわかった。担当から説明を受けた祖父も、代々ここは(くわ)を通さないと聞いてはいたがとしきりに頷いている。見積もりを軽く浮かせるためにも(あぜ)には手をつけず、母屋の端に移した勝手口とプレハブの横面に付けたドアの間に、雨よけのひさしを橋渡しに掛け、母屋と離れを繋げることとした。

 天井近くまで詰まれたダンボールを一箱一箱どかすうち、父が遊んだゲーム盤やヒーロー人形が時折現れた。そのたび父が作業の手を休めて、綾子を相手に遊び方を手ほどきしてやっているのを、幸子は「(ほこり)っぽいおもちゃなんかいじって、さぼって」と文句をつけずにはいられない。結局幸子は母から、家族が荷物を片付けるまで妹の世話やごみ出しの手伝いを言いつけられ、学校や公文の行き帰りによく級友に愚痴をこぼした。

「お母さん、明日学校終わったら、みんなで買い物行っていい? お別れ会の買い物しないかんから」

 そうこうしているうちに片付けは一段落し、勝手口の取り付けが始まった日の夕げのこと。幸子が用件を切り出した。

「ああ本当、そうね、行っといで。――あっという間だねえ。早いねえ」

 食器の片付けを一段落させた母は、むいた蜜柑(みかん)一房(ひとふさ)を吸うと、じんわり染みる酸味を味わった。

 卒業式を間近に控え、幸子のクラスでは明後日、朝のホームルームと道徳の残り時間をまるまる割り当てて、生徒達の送別会が開かれる。担任は六年生を受け持つたびにクラスの送別会を提案し、最後の思い出作りをプロデュースする側に立って、生徒達に企画と進行をほぼ任せていた。まず最初の準備段階として何度か学級会を行い、生徒達全員がそれぞれの役回りにおさまって各自で検討しあう。幸子は友人らとともに、教室の飾りや紙吹雪を用意する係に立候補した。また幸子は、三人で入用の物を相談しあっている最中に、口元を手で隠した担任から「学級新聞と作文をまとめて文集を作るので、挿絵を描いてほしい」とも頼まれた。そこでいち早く、手持ちの自由帳に扉と裏表紙の下絵を描いてみせたところ、担任と幸子らとのやりとりに気付いた奈美をはじめ、女生徒からはまずまずの好評を得た。幸子は頬を赤らめつつ、送別会の準備にも意気込みを感じた。

「ほんでも、サチ、無駄遣いはいかんでね」

 念を押す母をやり過ごし、台所から風呂場に抜けた幸子は心持ち浮かれている。起毛のトレーナーを重ね着した寝間着ごとすっぽりと脱ぎ、厚い靴下を素早く投げると一目散に風呂場の(おけ)を取り、熱い湯を浴びる。寒々とした浴室を、デザイン遅れのタイルが(かす)むくらいに立ち上った湯気が包み込んでいく。湯船につかって心地よく一息ついた幸子は、明日の予定を想像して鼻歌を口ずさみ、服装の組み合わせを考えながら、皮下脂肪が乗りはじめた太股や下腹をしきりに揉んだ。

「――でさ、今日、何時に待ち合わせにする?」

「ええ、いつにする? 場所とか」

「公園でいいじゃん。お昼食べたらすぐね、すぐ集合で」

 朝晩はまだまだ底冷えしてならないが、それでも所々路肩(ろかた)の地表があらわになっている。もうほとんどの学科の授業をすませた六年生は、角ばったランドセルを背負い込んではいない。分団を引き連れて登校する途中一緒になった幸子と友人達が、筆記用具と少しばかりの教材しか入っていない手提げかばんを軽々と振りながら、帰宅後の予定を決めあっている。幸子はこの日も楽しく授業を受けた。いいや正確に表すならば、楽しく授業を受けたであろうと書かなくてはならない。何故なら彼女の記憶は後年になって欠落したからで、ただ寒椿の花びらを集めたことを覚えているばかりだからである。――寒椿は、もちの木と同じく常緑樹である。花は鮮やかな肉厚の花びらを渦巻状に何枚も重ねて咲き、濃緑色の葉がみっしりと茂った枝の先をたわませている。品種によって異なろうが、公園に生えた椿は青ばんだ赤い花を咲かせると、花びらを散らせることなく美しいまま花弁からもげるのだ。かつてこの国の武将達は、椿を愛でる一方で、ぼとりと花が落ちる様を斬首に重ねて嫌ったとも伝わる。

 昼前までの短縮授業はあっという間に終わり、幸子は公園で一人、根元の周りから腐っていない花びらを寄り集めていた。友人と一旦別れ、一人で歩いている間に、お別れ会で使う紙吹雪に本物の花びらを混ぜるアイディアが(ひらめ)いたのである。私のこの咄嗟(とっさ)のアイディアを、みんな喜んでくれるに違いない。彼女は意気揚々と公園の門をくぐり、家へと伸びた一本道に出る。すると、先のほうに人だかりが見えた。

 

 

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