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その夜、父様と母様のお部屋に呼ばれ、
「マリー、何がどうなったら、庭があんなことになるんだい?魔法を練習しようなどと思ったわけではあるまいな?」
といつも優しいお父様が眉間にシワがよりとても怒っているのがわかる。
「お父様、マリーは自分の身は自分で守れるようになりたいの。
早く魔法を覚えたくて、お父様の本を見ながら、やってみたら、、、。」
と涙をためながら、下をむく。
「うっふ。もう我慢できないわ。
笑っちゃう。5歳で庭を大破させるなんて、とってもおてんばさんねぇ」
とおかしそうに笑うお母様。
「マリーちゃん、はじめて魔法を扱ったのに、あんな威力のある魔法ができるなんて、凄いわ!さすが私の娘。誇らしいわ。女の子は、度胸も大事よ。ただ、無茶をしちゃだめよ。ケビン、あなたが娘可愛さに禁止などするからこんなことになるのよ。いっそ魔法を学ばせた方が安全だわ。家庭教師をつけてあげなさいな。」
「しかし、、、」
とまだ言うが、私は手を顔の前で握り、
「もう危ないことはしないと誓うわ。お父様ごめんなさい。魔法の勉強がしたいの。
お願いします。」
と目をキラキラさせ、首を傾けると。
お父様は観念したように
「わかったわかった。我が娘はかなりのおてんばのようだ。家庭教師をつけよう。家庭教師が見つかるまでは、今日のようなことがないように。もしまた、今日のようなことがあれば、家庭教師は、絶対につけない。」
とここまで聞いて、
「やったわ!やったー!お父様大好き」
と飛び跳ねながら、お父様に抱きつく。
「お母様も大好き。ありがとう」と
お母様にもだきつく。
「あらあら、うふふふ。」とお母様も笑う。
ふとお父様を見上げると、目尻をさげ、愛しそうに私を見つめ笑っている。胸の中にくすぐったいような暖かい感情が湧いてくる。
前世ではなかった家族との触れ合いについ幸せを感じてしまう。
これで魔法が学べる。自分の身は自分で守らなきゃ。