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真面目じゃなくて何が悪い。  作者: エムフォーエーワン
2/5

急な場面切り替えで何が悪い。

テ・ン・ポが大事ぃ!(リズム天国風)

「「「お兄ちゃん凄ぉーい!!」」」

「ふふふ、凄いだろぉ?」


ある日の昼下がり。公園で数名の子供達の前で1人の青年がマジックを披露している。


それはどれも単純な物だ。手に握ったコインがポケットから出てきたり。そうかと思えば唐突に消えたり…どれもテレビでやっているテンプレなコインマジック。しかし、その技は素晴らしく種など無いようにしか見えない。


「俺にも教えてくれよ!」

1人の少年が尋ねる。

「ダメダメ。俺はこれしか出来ないんだから。」

青年は満面の笑みで断る。

「変わりに…ほら!」


コインを右手で握りしめ、それを左手で叩く。

「んっ?…え?なんで俺のポケットに?!」

「君にプレゼント。これで許してね?」

青年が言う。すると子供達がそのコインを取り合い始めたので予備のコインも全て配ることになってしまった。


「あっ…バイトの時間だ!また今度な!」

青年はそう告げると公園の入口に止めておいた自転車へ走り出す。その彼を子供達は笑顔で手を振りながら見送る。

「よし!今日も頑張るぞ!!」


勢いよく自転車に跨る。ペダルを漕ぐ足はいつも通り全力だ。彼… 志戸幹也はそんな男だ。明るく人を笑顔にできる存在に憧れる青年だ。

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