春、、、になった。【短編、ポエム】
春が来た。多くの人はそう思うだろう。
桜はつぼみを咲かせた。気温が暖かくなった。ツバメが今年も帰ってきた。彼は進学した。彼女は就職した。多くの変化がおこる
そうして、春は来るものだ。春はそうだ、と多くの人は思っている。
しかし、こう思いたい。
僕たちが春になったのだ。
僕たちが、僕たちの道を進んでいるからまた、春に出会えた。春と一緒になれた。
そういう意味での「春が来た」でありたい。
僕たちが進んでることに気づいていないだけどあると思いたい。
じゃないと、まるで僕たちが一つも、何も変わっていないみたいじゃないか。
そんな風に思いたくない。