友達
僕と君は一生友達だよ。
僕の友達は、みんなには見えない。
みんな僕をおかしい子だと言うが、構わない。
だって本当にいるんだ。
僕の友達は。
今日も僕と友達は一緒に学校に行った。
友達はいつも僕のランドセルに乗ってくる。
重い。
学校に着くと、下駄箱にゴミが入っていた。
また誰かがゴミ箱と間違えたんだろう。
下駄箱を綺麗にして、僕と友達は教室に向かう。
僕の机に落書きがされていて、机の引き出しはゴミでいっぱいだった。
またここでもゴミ箱と間違えてる。
僕は友達とゴミを片付けて机に座る。
友達は教室中を飛んだり跳ねたりしてキャッキャと騒いでいる。
いつもの事だ。
僕は暇になって本を取り出して、続きを読む。
すると、誰かが僕の本を取り上げた。
えーっと、誰だったかな?
とにかく本を返してもらおうとしたけど、なかなか返してくれない。
困ったな。
続き気になるんだけどな。
僕の後ろで何か叫んだ誰かが僕の背中を押した。
バランスを崩した僕は、地面に倒れてしまった。
痛いな〜もう。
顔を上げると、友達がケラケラ笑っていた。
君が遊んでくれないから、僕は暇なんだぞ。
その時、先生が教室に入って来た。
直後、本が頭に落ちて来た。
良かった。
本が帰って来た。
授業が終わって、僕と友達は家に帰ろうとした。
でも、校門を出ると、誰かに引き止められた。
えーっと、誰だっけ?
服を掴まれたりして、僕は無理矢理丘の上の公園に連れて行かれた。
公園か〜最近来てなかったな。
友達は人気の無い公園でも楽しそうだった。
独り占めの気分なんだろう。
僕も遊ぼうかな。
そう思ったが、誰かに頭を叩かれたり、蹴られたりして全然遊べない。
友達が羨ましい。
いいな〜。
しばらくすると、誰か分からない人達が帰り出した。
五時のメロディが流れたもんね。
僕と友達も帰ることにした。
友達は満足そうに遊び疲れてランドセルの上で寝ている。
贅沢な奴だな。
家に帰ると、お母さんに怒られた。
自分の服を見ると汚れていたのだ。
遊んでも無いのに汚れるのは、損した気分だ。
遊んでも汚れていない友達は、さっさと僕の部屋に帰って行った。
僕も行こうとしたが、お母さんに風呂に入るよう言われ、しぶしぶ風呂に入った。
体を綺麗にして、僕は夕食を食べた。
友達はテレビを観ている。
僕も早くテレビが観たくて食べ終えた。
友達と一緒にテレビを観る。
お母さんとお父さんが騒いでて聞こえない。
音量を上げるが、お父さんにうるさいと叱られた。
そっちのがうるさいよ。
友達もその通りと頷く。
気が合うな、君とはやっぱり。
君と僕は死んでも一緒だよ。




