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神と贄  作者: 夜駒 柊
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生贄にされたので復讐して死んだと思ったら異世界にいた件について。

番外、というよりエイプリルなネタなので、本編のイメージを壊したくない方はお気を付けください…。


…あくまで本編とは関わりのない小咄ですが、本編のバッドエンド仕様が苦手な方は、こんなこともあったかもしれないよ! という感じで読んでいただくと良い、かもしれません。

 ――目が覚めると私は見知らぬ日本家屋の一室にいた。


 身を起こして確認すると高級そうな布団に寝かされていたことに気付く。


 そして死装束を着ていた筈が、似て非なるこれまた高級そうな大変肌触りの良い寝間着に着替えさせられていた。


 状況が全く分からない私にいつの間に部屋に来たのか、見覚えのある悪魔のような神様が私に説明をした。


 曰く、今私がいる場所は私がかつて生きていた世界ではない。


 曰く、自分に協力してくれた礼にこの異世界で何者に脅かされることのない生活を与えてやる。


 と。


 ……正直に言いたい。


 ふ ざ け ん な


 と。


 せめて転生――いや違う。

 せめて来世の何も知らない私が幸せになるならば問題はない。


 しかし今の私は村の皆を犠牲にした殺人者に他ならない。


 そこに至った経緯はともかく、私に幸せになる資格はない。


 そう言い募った私だが神様は意に介した様子もなく、私を外へ連れ出そうとする。


 神様には常識が通用しないのか。


 このまま引きこもることを許してはくれなさそうな勢いなので、私は観念して神様に言った。


「まずは着替えをさせてください」


 と。






 ――そして私はすぐに外に出たことを後悔することになる。

主に逆ハー的な意味で。


※あくまでエイプリルなネタなので続きません。

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