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【罰ゲーム】自作ジュース飲ませてみた

これは全年齢向け総受け系BLです。

でも甘いイチャイチャしません。


通称いわおに『いわゆる普通のお兄さん』とは……ラトラ、めぎ、千歳、カンナによる4人組の動画投稿グループ。メンバー全員が兄であることから、その名前がつけられた。

中学時代の友人関係で結成された。元々ソロ配信者であったラトラが3人に声をかけたのがきっかけ。高校生や若い世代からの支持を集める話題の配信者グループ。


ラトラ いわおにのリーダー。千歳とカンナとは幼馴染。ファン第一主義者で、自分への愛に鈍感なところがある。ソロ配信時代はツンデレキャラだったはずだが。グループ内で個人ファンが少ないのがコンプレックス。一人称は「僕」


カンナ いわおにの男前枠。ラトラが好きでわかりやすく貢いでいるが、本人には気づかれてない。器用な為、努力すれば大体のことはこなせる。一人称は「俺」。


千歳 いわおにのちょっぴりSな王子様枠。ラトラは親友で彼のことをらーくんと呼ぶ。ずっと片思いを続けている。

王子様にこだわるのには理由があるとか。

一人称は「ボク」


めぎ いわおにの盛り上げ役。千歳とカンナとは違い、ラトラのことを友達として好き。よくソロ配信で自分のファンと漫才を始める。

面倒見がいい。

一人称は「オレ」

ー罰ゲームジュースーsideカンナ

「ってことで罰ゲームはオレ特製苦々ジュース!!」

「これ……人間が飲めるやつ?」

ラトラの前に置かれたのは青汁よりもどす黒い液体。いかにも罰ゲーム用です!って感じの。

「飲めるやつ!さっきカンナが味見した!」

飲まされたの間違いだけどな。

飲んだあとすぐに口直しでお茶を飲んだが、ずっと苦味が消えないような不快感しか感じないジュースもどきだった。

あれをジュースって呼ぶにはあまりにもジュースに失礼だ。

「すっごい不味いぞそれ。」

「うっ…………が、頑張るよ……」

ラトラがコップを持った瞬間、千歳が手を挙げた。

「待ってくださいボクが代わりに飲みます」

「「「は???」」」

何を言ってるんだこいつは。

俺が言うのもなんだが、甘やかしすぎでは?

一足先に意識が戻っためぎが突っ込んでくれた。

「それじゃ罰ゲームにならねーだろーが!」

「じゃあボクが甘いヤツ飲むんで!!」

「だから罰ゲームになってねぇって!わかってる?罰ゲームって!」

「だ、大丈夫だからちーくん。ーーッまっずうぁうっ……」

舌を出しながらカメラからフェードアウトしていくラトラ。大変そうだ……。

あれこの世のものとは思えないほど不味いもんな。製造主が悪いよ。

「久原くん早くらーくんにミルクティー持ってきてください!っていうかボクの水飲みますか??!」

裏方の久原が台所に飛んでいく。

「だ、だいひょぶっ……うぇっ」

「大丈夫かラトラ。あと千歳は過保護すぎねぇか?」

もはや今の千歳は王子様じゃなくてお母様だ。

「らーくんは苦いのだけは本当にだめなんです!」

珍しく千歳が怒っている。ラトラが苦いの苦手なのは知ってたけど、そこまでとは思ってなかった。

めぎが驚いていて立ち上がった。

「えっマジで?!それはほんとごめん!」

「ゴホッ、コッホ、ううん、大丈夫。負けるつもりなかっただけだし……」

「お前そうやって気を使いすぎんだって!そういうのは先に言っておけ!」

流石めぎ。今のラトラは気遣ったのか。

「ふふっ、はーい。ごめんね?」

「後でらーくんの好きなジュース差し入れしておきますね……」

ラトラは次に止められなかったからか反省している千歳に向き合った。

「もう、ちーくんは過保護すぎるよ。でも心配してくれてありがとね。」

「ううん、ボクはらーくんが笑ってるのが好きなので」

「ふふっ、変わってるね」

二人の間に明らかに甘い空気が流れる。

皆立ち上がってしまったし、画面外にいるし……どこにいればいいのか分からずとりあえずめぎの横に立った。

「なぁカンナオレが作ったジュースがラブコメのダシにされたんだけど。」

「苦くて不味いのに甘いって最悪だな。」


ーおまけーsideラトラ

「ってことで今回は僕が罰ゲーム用のジュースを作ってきました!」

じゃーんっと、僕は予め用意していた紙コップを持ってきた。

「前回はめぎが作ってラトラに飲ませたけど、今回は逆だな!」

「紅茶みたいな色してますよね。本当に罰ゲーム用ですか?」

「ラトラの罰ゲームなら甘いってオレ信じてる……!」

甘い……?たしかに甘いジュース作ってきたけどその事かな??

「まぁいいや。とりあえず飲んでみて自信作だよ!」

「本当にただの紅茶みたいだ。イタダキマース…………ブフッ!??」

めぎくんが勢いよく吹き出した。

そんなに不味いものを作ったつもりはないんだけど。でも何故か嫌な予感がする。

「うっわ汚ぇ……。めぎ流石にそれはないわ」

「いや待って待ってなんだこれ??!まずいとか次元超えてヤバいんだけど!」

「とりあえず俺に飲ませようとするな!?」

「これは……」

ちーくんがカップに残ったジュースを1口舐めた。そのまま、目線が僕に向く。

どうやら逃げようとしてたのがバレたみたいだ。

「らーくんこれ味見しました?」

ボクは目を合わせないように、めぎくんのこぼした後を拭くフリをした。

「目合わせないぞこいつ!」

「これは有罪だろ!ギリ飲めるラインで作るって協定結んだよな?!」

「らーくん流石にこれはめぎくんがかわいそうです……」

3人に責められて僕は心が折れそうです。

だって罰ゲームって言ったし、苦いのや辛いのより甘い方が飲めるかなって思うじゃん!

それに味見しなかったのは……

「だって絶対コレ不味そうじゃん!」

「「「自白した!!」」」

これ以降、いわおにの罰ゲームはジュース禁止になったのです。

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