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花の宴

さくらとの恋

いつしか、千春は、さくらに惹かれ、さくらも千春に惹かれ。千春の感情が、少しずつ出始める。

とまどう千春。

自分の気持ちに整理がつかず、悩み、裏庭の桜にいかなくなってしまった。

そして、桜の季節が終わり、桜はすべて散ってしまった。


運転手・陽向「いいんですか?さくらさんのところにいかなくて」

千春「さくらといると、怒ったり、悲しくなったり、苦しいんだ」


運転手・陽向は千春を抱きしめる。

陽向「それで、いいんですよ。…あなたは恋をしたのだから」


陽向「もうごっこ遊びはおわりにしましょう」


陽の光で雪が解けるように、美雪が消えていく。

陽向「あれは、現実ではありません、あなたが作り出した幻想です」


8年前、姉、美雪が病気でしんだ。

ひとりぼっちの千春が、姉を失い、自分の感情をすべて失わせ、かりそめの美雪をつくった。


回想シーンで、ひとりでしゃべっている、千春。

それを運転手は見守っていた。


千春を抱きしめ、涙する運転手・陽向。

千春(ずっと一人だと思っていた。でも一人じゃなかった。見守ってくれる人がいた…そうだ、暁もいたんだ。俺は…!!)


千春「俺、さくらのところにいくよ」

運転手・陽向「いってらっしゃい」

陽向はいつものように千春を送り出す。


さくらのもとに走り出す千春。

千春(俺の中、ぐちゃぐちゃだ…。でもどんな怒りも悲しみがあっても、どんなに苦しくても…君を想う、この優しい感情は失いたくないから…)


さくらがいつもの通り、裏庭でまっている。

桜は、すべて散っている。

千春「さくら!!」

さくら「千春…」


千春は、さくらがいつもやっていたように、葉桜を両手で頭の上に降らせるしぐさをした。


すべての桜の木々に、一瞬、花々が咲くような演出。


さくら「これが愛ってわかるよ。…悲しくなくても涙、出てくるから」


ラスト、寄り添う二人。

さくら「大丈夫だよ、千春。桜は来年の春も咲くから」

千春「うん、また、一緒に見よう」


第11話よろしくおねがいします。

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