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院内編

頭がおかしくなりそうだ

万一オレが覚えてないだけの、クズ男なら横に全裸の女性がいてオレの名前を読んできたってどうとも思いやしないだろう。そう…ここが病院のベットで、名前を呼んでくる女が宙に浮いていなければどうとも思わないはずなんだ…この出来事がここ数日の何かに起因するとしたら一つだけ大きな心当たりがあったりする訳だ。目の前のおかしな光景に見ぬふりをして立てかけられたカレンダーに目をやる「3日前か…」。

大した話ではない

3日前オレは雷に打たれた



事の発端は部活での学校に対する悪ノリだった。自己紹介から始めようオレは主人公発明クラブには他に筋肉バカと理系バカがいる幼馴染とはいえコイツらと合わせて三馬鹿トリオなんて言われるんだから勘弁してほしい限りだ。部活の結成理由なんて部室を自由に使うためで今までほぼ何もして来なかった発明クラブだが遂に学校側から目をつけられたみたいで功績のない部活に部室を設けることが気に入らないらしい。

今更そんな事言われても知らねーよって話な訳で

どうする事もできないなら最後に大規模な実験でもして一泡吹かせてやる事にした。

「オイ準備はまだか?」雨風で消え入る事のない馬鹿でかい声が聞こえてくる

「待ってくれ最終点検だ…よしっ問題なさそう大丈夫ッ」理系バカが自信満々に放たれた言葉に俺と筋肉バカは顔を見合わせてニッと笑う。

「準備万端いざ実験開始といこうか?」理系バカの合図と共に筋肉バカが大荒れの空に凧を飛ばす筋肉バカの馬鹿力で凧はみるみる上がっていく

俺は装置に凧に括り付けた銅線を繋ぎ固定していく

装置は大真面目だけど今からやる事はバカな野郎共の大実験「雷でスマホを充電したら秒で充電されるのか」言ってるこっちが馬鹿らしくなる実験だが全員が大真面目で誰一人失敗する未来は見えてない。

同線の固定は終了し残すところ積乱雲へ凧を突入させるのみとなったここから慎重に近づいて行くために筋肉バカから俺に操作が変わるゆっくりと凧は積乱雲の中に入っていく。

凧の長さを固定し離れようとした直後。眩い閃光が凧を直撃した。刹那、銅線が青白い光を帯びたように見え同時に体の中を大きな衝撃が走り去った。俺は気を失った


さて…一度この病院に至るまでの経緯を冷静に思い出してみたが、リアルすぎる幻聴、とてもエッチな幻覚の類がみられる。もう一周回って話しかけてみよう俺はそう思った。

「主人公?、オイッ主人公ッ」女は不安そうに俺の名を呼ぶ。顔を女の方に向け視線を必死に目に合わせながら俺は言葉を発した。

「とりあえず服着てもらっていいか?」

「…」

「…」

何だこの死ぬほど気まずい空気感は

第一声が服きてもらっていいかは流石におかしかっただろうか?もしくはムッツリスケベがバレた可能性がある…あんなに目線我慢したのに…我慢したのに…

「フフッ…ハハハハ」突如女が泣きながら笑い始める「目を覚まさぬ時は死んでしまうのかと思っておったし、目覚めてからもワシの事が見えておらんのではと心配しておったのに…フフッ第一声がとりあえず服を着てとな?ハハハハッ、ヒィ、ワシの主は最高じゃのう…あいわかった」女が手を叩くと何処からともなく霞が女を包み込みつぎの瞬間には和服を着た女がそこに居た。

「これで良いか?ニンゲンはどうしてこんな面倒なものを着るのじゃ?」少し不満げに女は俺に尋ねる…うんうんうん、どゆこと?最初から現実じみてはないがもはや受け入れる以外の選択肢がないように思える。少しでも受け入れやすくする為に俺が今できる事は…

再び口を開き女の方を向いて話始める

「貴方は一体だれなんです?」「今これって何が起こってるんです?」俺は女にその答えを求めた。

その質問に女が驚くことはなかった

「フム…主人よお主は何処まで覚えておるのじゃ?」

何処まで何をどう何処までなんだろうか?

いま俺が知ってるのは雷に打たれたことくらいだ

「そうじゃのお主は雷に打たれたんじゃその打たれた雷こそ、このワシ雷神なのじゃ」女はエヘンと威張ったようなポーズを取った

「…ん????」やっぱり人ではないのか…今雷神って言った?雷神ってもっとこう鬼っぽかったり怖かったような?


「何じゃこの姿は不満か?主の好みのはずなんじゃがのぉ」


いやうんすごく好みだしとてもエッチだとは思うけど…あれ?俺さっきから喋ってないはずなんだけどどうして?


「主人の考えることなぞ言葉を返さずともわかるぞこのムッツリスケベめ」


「成る程死ぬほど恥ずかしいです」


「この状況で恐怖より恥じらいがくるか真 面白い男よ主人は」

カッカッカと声高々に雷神様はわらう

愉快な笑い声とは裏腹に俺の混乱は渦を巻き続けるのである。


今一度落ち着き雷神様から現状の説明を受けた。雷神様と俺の間に雷に打たれた事、その他空間的な要素が加わり契りが出来たこと。この契りとは半永久的な契約であり解除法があるにはあるが今回のような偶然の場合解除する事は極めて難しいそうだ。

「契りの影響はお主にもでておるのじゃ」

雷神様はそう言うと病室の窓枠を指差す

「何が見える?」目を細めながら俺に問う

今まで見えなかった景色があった。何もなかったはずだった景色がたくさんの未知が目に映る「雷神様あれは…」おれは恐る恐る尋ねる「人が時に神と崇め、恐れるもの共の素とでも言おうかの?」「八百万の神…全てに主らの考える神の素が存在するのじゃ。じゃが居るだけではただの素、言葉を介す事もなく行動そのものは獣に近しく知能は低い。人が崇め、恐れること、つまり思念が神を形作る。そこで初めてワシらは自己を認知し言葉を話すのじゃ」 説明を受けもう一度そとに目をやる八百万の神たちは動物を模した形であったりただの球であったりと様々な形があるようだ。「八百万の神に形はない皆本能の赴くままにときに形を変えてそこにいるのじゃ。どうじゃ見える事が怖いか?」雷神様がからかうが、怖さよりもその光景は何処か美しさを覚えていた。

「さて主人よ見えるだげじゃないぞこのスマートフォンと言ったかの?これを握って少し力を注ぐようにしてみるがいい」

雷神様でもスマホ知ってるんだ意外だな人間の事なんてあまり知らなそうなのに

「お主とワシは契りによって記憶も共有されるまぁお主の記憶なんてなくも答えられたがのぉ」少し拗ねているようである。

気を取り直し俺はスマホに力を注ぐようにした。

「フォン」スマホがコンセント無しで充電されてるだと!?信じられない天才かよっ

「そんなに褒められると照れるのぉ…コホン逆に吸い取る感覚でスマホに触ってみよ」

「吸い取る感覚と言われましてもあまり知らない感覚なもので…」吸い取る感覚とはどんなものなのだろうか自分なりに考えていると雷神様はベットの横をっ…コンセントをじっと見つめる何だろう嫌な予感がする

「主人よ」ニコニコした顔でこちらを見る

「ここに手をかざして見るのじゃ」

やるとは思ったけど怖すぎる。電力を与える力がある以上電力を奪う力が無いとは否定しきれないし、何より雷神様がニヤニヤするだけで何も教えてくれないケチっ、鬼っ

そんなことを考えていたら雷神様に睨まれてしまったため覚悟を決めてコンセントに手をかざす。「?」一見何も変化ないように見えるが確かに電力を貯めている感覚がある。不思議な感覚だ。「そろそろかの、奪う感覚はわかったじゃろうて?では奪った電気をワシに与えて見るのじゃ」教える口調と裏腹にお雷神様は腹が空いているように見える。

「もしかしてお腹空いて…」

「ちがうわいっ、これは練習であってじゃな…」言い訳が可愛いので言及しない事にした。貯めた電力を雷神様の手を握る事で送る。どうやら電気を貯めた時は雷神様に直接触れられるようだ。

「んー美味い…お主今変なこと考えてた?」

身震いするようなポーズをして雷神様はジト目で俺をみる消え去れ俺の邪な心よっ!

「ワシが直接電力を喰らわない事を不思議に思うじゃろ?…コンセントから電力を喰らうには実体化する必要があるのじゃ、実体化には多くの自我を持たぬ八百万の神を取り込まねばならぬ。契りによって相当の力を散らしてしもうたのじゃ。じゃから取り込むまでの間よろしく頼むぞ?」

神頼みでなく神に頼まれるなんて可愛い守りたいその笑顔っ!ただ。入院中の電気代が恐ろしいぜ…



構想理不尽な理由でなくなる部活の最後の悪巧み、バカな実験をして感電、危うく死にかけた。幸か不幸か主人公は新しい力を手に入れる事となった。 

主人公と2人の幼馴染の「3馬鹿コンビ」が部員

理系バカ 技術は天才

筋肉バカ 運動面が天才的    

   圧倒的な格闘センス

大馬鹿もん主人公 平凡


部活が新たな勢力となる


一幕は田舎すぎず都会すぎない平凡な街が舞台

幼なじみが共闘した記憶は一度消されるものとする←警察側(ピースキーパー)によるもの 

理系バカだけは録音により免れる 


自己紹介 相棒 

変化   万の神 

思念と変貌 開放←思念を     

         散らす


学校編

部活と紹介

実験と装備

好物と睡眠

襲撃 

反撃 

決着


高校を武装したテロリストが襲撃する

理由は雷神の偵察と被験体の実験 

テロリスト全員が操られた人形のよう


主人公、理系バカ、筋肉バカ:名前未定

雷神様:名前未定 女性

世界観:概念的話はまとまりつつある



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