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魔法を習得(2)

 さて、魔法書とは巻物の形をした道具で、使うと魔法を習得することができる。

 使うにはまずそれを開く。すると最初は何も書かれてないが直ぐに文字が浮かび上がる。


 ーーーーーーーーーーーー

 使用者:ソラ=アレクサンドラ


 氷魔法を習得しますか?


  〔はい〕 〔いいえ〕


 ーーーーーーーーーーーー


 使用者が自分の名前になっていれば成功だ。二人以上で開こうとするとランダムで一人の名前が浮かぶ。

 それを確認して問題ないならこう発音する。


「はい」


 すると魔法書は光の粒子になり、使用者に吸い込まれる。これで完了だ。

 ちなみにここで「いいえ」と言うと"閉じてやり直してください"と表示される。


「ふむふむ、なるほど、これが魔法の使い方か」


 習得すると魔法の仕組みが脳内に流れ込んでくる。言葉では上手く言い表せない不思議な感覚だ。


 この感覚を経験すると"もし魔法の使い方さえ理解できれば魔法書使わなくても魔法が使えるのでは?"と、誰もが一度は思うのだが、ステータスの習得魔法に記されている魔法でないと魔力を引き出せず、結局使えないらしい。


 魔法を試すべく、近くの高原へやってきた。ちなみにここは"安全ポイント標識"という特殊な標識が立ってるので、人気(ひとけ)がなくてもダンジョンにはならない。


 よし、誰もいないしまずはステータスを確認しよう。


 ーーーーーーーーーーーー

 名前:ソラ=アレクサンドラ

 レベル:100/100

 称号:エクストラ冒険者

 体力:550/550

 魔力:220/220

 力:330

 守備:220

 速さ:330

 状態:通常

 習得魔法:【氷魔法:レベル1】

 スキル枠:5

 スキルポイント:60127

 スキル:【切断】【ガード】

 連絡先:ハナコ

 ーーーーーーーーーーーー


 よし、これで空欄が全部埋まった。

 ちなみに魔法は基本的に"~魔法"と表記されるが、身体強化だけは"身体強化"と表記される。理由は単純に長いからだ。


 それはさておき、さっそく魔法を使ってみよう。


『ヒュォォォ』

「おお、出た出た」


 今僕の手のひらの上に小さく、上と下が尖った氷塊が浮いている。氷魔法の一つの【氷投】によるものだ。


 氷魔法は氷塊を飛ばして攻撃したり、波動を出して物を冷やすといった魔法だ。冷やす魔法、【冷却】は【氷魔法:レベル2】からなのでまだ使えない。魔法のレベルをもっと上げると氷の鎖で相手を拘束する【氷鎖縛】なんてこともできるらしいが、僕にはまだ遠い先の話だ。


 とりあえず出した氷塊を斜め上へ飛ばしてみる。するとモデルガンほどの威力になった。

 まあ、魔力を()()()しか込めてないわけだし、このぐらいの威力が相当だろう。


 ーーーーーーーーーーーー

 魔力:217/220

 ーーーーーーーーーーーー


 ステータスウインドウは開きっぱなしである。

 魔法レベル1だと【氷投】を一回使うのに、少なくとも魔力を3消費する。システムとしては一回の魔法を使うのに数回分の魔力を込めることができ、込めるほど氷塊を大きくしたり威力を上げることができる。


 一回の魔法で込められる魔力量には個人に限界があるが、これは魔法を使い、ステータスとは関係のない力"魔力制御力"を鍛えたり、少しでも多く込めるコツを掴むことで限界量を上げることができる。

 そういえば【魔力制御上達】みたいなスキルもあるな。


 さて、僕はどのくらい込められるのだろうか。ちょっと試してみよう。


『ヒュォォォォォォォォォ』


 おお、結構氷塊が大きくなった。魔力をほとんど大きさに割振ってみると10倍ぐらいになった。魔力は…


 ーーーーーーーーーーーー

 魔力:184/220

 ーーーーーーーーーーーー


 11回分か、つまり33~35くらい魔力が込められるようだ。初心者は6~11ぐらいが標準なのでいい方だろう。


 とはいえ、魔法を使いこなすにはやはり魔法レベルが重要である。いくら魔力制御力を鍛えたところで、筋トレなどと同じようにいずれは頭打ちになるし、効率が悪い。


 一方魔法レベルには上限がない。少なくとも魔法レベル10までにはその系統の魔法は全種類使えるようになるが、上がることに対するメリットは消費魔力が安くなるというものもある。


 一回分に3消費するものが1とか0.2消費で全く同じことができるようになっていくのだ。


 魔法レベルはその魔法で魔力を使用することで上がっていくので、今のでも12回使ったことになる。


 普通魔法レベルは何日かかけて上げる、使っていくうちに上がるものだが、今の僕はステータスのレベルが100なので魔力が多い。なのでまともに戦える標準と言われている魔法レベル2ぐらいなら今ここでも上げられる。上げてみよう。


 *


 ーーーーーーーーーーーー

 魔力:97/220


 *


 習得魔法:【氷魔法:レベル2】

 ーーーーーーーーーーーー


 よし、上がった。魔力を半分以上使うことになったな。


 魔力を回復する手段はいくつかある。

 一つ目は一晩眠ること。これは誰もができる魔力を全回復する手段だ。


 二つ目は魔力ポーションを飲むこと。こちらは割合ではなく数値で回復する。ポーションは魔物のドロップや錬金魔法で魔力草を材料として作られることで生まれる。不思議なことにいくら飲んでもお腹がふくれることはなく、味としてもジュース感覚で飲める。

 店で一本(魔力10回復)100ゴルぐらいで売ってるので、実戦で魔法を使う人がよく使う手段だ。


 三つ目は魔力草を直接食べること。ポーションに比べて体積に対する回復量は少ないが、魔力草はそこら中にたくさん生えているので簡単に手にはいる。


 ただ、不味い。おいしくない。よく噛まないと効果がでないので不人気である。それに食べ過ぎるとお腹を壊すリスクがあるので、お金がない人や本気で強い魔導士を目指す人がする手段だ。


 そして四つ目はスキル【魔力回復】。これは時間をかけることで自然に割合で回復するスキルだ。説明には書かれてないが、およそ3~4時間ほどで全回復するらしい。自身のレベルの低い人にはたいした利益にならないが、高い人にとっては役に立つスキルだ。


「…取得するか」



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