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ザ・レッドクルス  作者: あばたもえくぼ
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第78話  攻撃開始

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第78話  攻撃開始


 土星を地球軍の拠点へと変えたあとの、長距離爆撃機3000機配備に一か月かかった。

しかしこれで、惑星グラデュアルへの連続爆撃は可能となる。

半月という過密スケジュールを経て、大量の爆弾を載せた爆撃機は、連日グラデュアル軍の軍需工場を目標に、爆撃を開始した。

それに合わせるように、天王星を攻略していく地球軍。

ここまで来れば、あとは容赦はしなかった。

天王星も爆撃対象とし、大規模な爆撃を与え続ける。

レッドクルス号が土星に到着した頃にはもう、地球軍は天王星を攻略しているほどの、スピード戦闘を行っていたのだ。

私は天王星が陥落するところを、レッドクルス号の窓から見ていた。

これが天王星が落ちる瞬間か‥‥‥。

戦争は不条理に満ちていた。

天王星にはグラデュアル星人の民間人も多数いたそうだ。

それでも確実な撃破を求めて、爆撃をやめなかった地球軍。

天王星は焦土化した。

天王星まで陥落するとは、いよいよもってグラデュアル星人の敗色濃厚が、目に見えていた。

それでも降伏はしなかったらしい。

もう支援物資がグラデュアル軍のもとには届かないので、天王星のグラデュアル軍は、それでも徹底抗戦を行う気なのだろうか?

これでは犠牲だけが増える一方だ。

ここまでして、勝っても嬉しくはないと思った。

なぜ彼らは、降伏しないのかは分からないが、もう降伏しても良い頃だろう。


 この二か月後、天王星も陥落した。

敵は全面撤退したが、命を賭けて、突撃する連中もいた。

そういう時は、ロブスターRで、一気に蹴散らして、敵の攻撃を止めた。

さすがに天王星は、簡単に陥落させることが出来た。

敵はほぼ全滅。

捕虜が数人いただけだ。


 天王星も奪った地球軍は、さらにそこにも陣地を築いた。

ここからも爆撃機は飛ばせた。

惑星グラデュアルのほとんどが、絨毯爆撃によって、破壊していく。

一か月で500以上の市街地や軍需工場を攻撃したのだが、それでもグラデュアル軍は降伏しなかった。

爆撃が足りないのか?

これほどまでの攻撃に耐え得る、敵の精神力は、半端が無いと思った。

このままではグラデュアル星人は絶滅する。

もし地球軍が惑星グラデュアルに上陸したら、全面戦争は必死だ。

降伏して欲しい。

それだけが願いとなった。

その後、いくつかの爆撃が行われたが、先に降伏したのは、海王星のグラデュアル軍だった。

地球軍は降伏を受け入れ、降伏した海王星のグラデュアル軍を捕虜とした。

それでも、グラデュアル星人の政府は、負けを認めようとしなかったのだ。

戦争は政府が降伏を提示しないと終わらない。

この戦いはもう、グラデュアル星人の負けだと分かっていても、降伏宣言をしないので、こちらも攻撃を繰り返すしかなかった。


 地球軍の上層部は、戦いの要である対消滅科学爆弾の使用を検討中だった。

これを落とせば、降伏は絶対的なものになるだろう。

地球軍はそれを使いたがっている。

これで戦っているグラデュアル星人の上層部は、降伏の二文字を使うに決まっている。

それが狙いだからだ。

この戦争は、今ではただのホロコーストと分かっていても、爆撃を続けるしか無いのだ。

降伏しないということがどういう意味を持つのか、分からせるのも、戦いのうちの一つであった。


 対消滅科学爆弾の使用が決まったのは、検討から4日後のことだった。



読者の皆様には感謝しかありません!!

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