第67話 グラデュアル軍の逆襲
犬の散歩から帰ってきました。
第67話 グラデュアル軍の逆襲
敵の作った塹壕にも、まだたくさんのグラデュアル軍が隠れていた。
地球軍が敵を完全に掃討しようと、爆撃部隊を編成して、一気に爆撃を行った。
大規模爆撃に、大量の爆薬が使われた。
爆発が連続して起こる。
もくもくと煙が上がった。
あとは歩兵部隊の投入によって、残党を狩っていく。
作戦通りに攻撃する地球軍。
敵はもう、撤退するかと思ったが、そういう感じは無かった。
塹壕にいた敵兵士たちは、ピンポイントで爆撃を食らったので、生き残りはいないはずだ。
これは敵の陽動作戦のようだった。
さらに後方に、敵の艦隊の残りが待機していたのだ。
艦隊は撤退するどころか、さらに歩兵を動員して、雪原に下ろした。
残った戦車も使って、こちらに向かっているというのだ。
地球軍の方は、まだ戦力に余裕があったので、高角砲で敵を攻撃出来た。
さらに、歩兵部隊もまだ、たくさん生き残っている。
第二次白兵戦が待っている状態であった。
戦争は終わる気配を見せない。
どちらかが負けを認めない限り、終戦はあり得ないのだ。
もちろん、地球側が降伏することはない。
よって、敵の降伏を待っているのだ。
それでも奴らは負けを認めない。
戦いはどこで終わるのやらと思いつつも、敵の全滅、または降伏を望んでいるのだ。
敵の残党は、1000人ほど残っていた。
こちらは5000。
もう勝ちは見えていた。
それでも白兵戦は続いた。
敵はドッと、押し寄せてくる。
また突撃が始まった。
玉となって砕ける、玉砕を敢行する気だ。
こちらはさらに、軍備を強化し、突破を防いだ。
私たちナースは、また塹壕に戻った。
パワードスーツを着た地球軍兵士たちは、戦車部隊の陰に隠れて、自動光銃を構えた。
レーザー弾を撃ち始める。
敵も自動光銃で撃ってくる。
攻防が始まった。
こちらは銃を構えてから撃ってるので、命中率はかなりのものだったが、相手は走りながら撃ってるので、標準がブレて、ちゃんと狙えない状態であった。
地球軍には当たる確率が少ないのだ。
それに地球軍は戦車という盾に隠れながら攻撃しているので、戦車の装甲をブチ抜けない攻撃では、地球軍兵士にダメージを与えることは出来ない。
勝負はもう、決まっていた。
地球軍は、さらに軍艦の砲撃で、敵が走ってくる雪原地帯を砲撃した。
爆発が起こる。
これではさっきと一緒だ。
それでも、やぶれかぶれなのか、敵は総突撃をやめない。
ここが奴らの死に場所だ。
あんな攻撃でも、突破されるわけにはいかない。
つまり、全部やっつけるしか無いのだ。
自動光銃で撃ちまくって、敵を片っ端から殺していく。
その時、急に天候が変わり、雪が吹雪いてきた。
視界が悪くなる。
これでは敵を狙えない。
その間に、敵の軍勢は突っ込んでくる。
敵は戦車部隊のところまで、やって来た。
塹壕に隠れていた私たちの近くにも、奴らは来た。
私たちナースも、自動光銃を持ち、応戦に参加した。
訓練で撃ったことがあるから、銃の使い方は分かる。
それでも、手が震えて狙いが狂ってしまう。
戦いが専門ではない私たちは、冷静さを失っていた。
敵を全滅させる前に、こちらの陣形が混乱していた。
これで戦うのには無理があった。
激しい攻防の中、敵は戦車部隊の大砲の攻撃を受けて、吹き飛ばされる。
激しい音を立てて、砲撃は続いた。
艦隊への攻撃要請をしたらしく、軍艦が高射砲を撃ってきて、放物線を描いて飛んで来た砲弾が、敵の軍勢のど真ん中に命中し、大爆発を起こす。
これは敵もたまらないだろう。
それでも、残党は攻撃をやめない。
こちらも近くにいる敵を狙撃していった。
攻防戦は、一時間続く。
最後の一人の敵を倒すと、戦闘は終わった。
雪が激しく積もっている。
その寒さの中、負傷兵たちを助けなければならなかった。
それにしても、敵は撤退をしないのか。
それも戦争が、誰もかれも狂わせてしまうのか、分からなかった。
読者の皆様に幸あれ!!




