表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ザ・レッドクルス  作者: あばたもえくぼ
57/80

第57話  第一次木星星域の宇宙戦

ご感想やレビューもお待ちしております!!

第57話  第一次木星星域の宇宙戦


 木星沖にある衛星、アマルテアに、地球軍軍艦がぞろりと集結した。

かつて地球軍の基地がグラデュアル軍に奇襲にあったところだ。

グラデュアル軍も、もう一度ここを叩きたいらしかった。

アマルテア基地は復興が進んでおり、もうすぐ元に戻りそうであった。

そこへ、私たちナースを乗せたレッドクルス号も到着した。

グラデュアル軍は、またここに来るだろうと予測はしていたが、その気配は一向に無かった。

当てが外れたのだろうか?

私たちはすぐに、基地へと移動させられ、レッドクルス号も敵を迎え撃つために、出撃した。

戦闘で私たちナースを失いたくないのだろう。

そりゃそうか。

戦闘で傷付くのは兵士たちだ。

女性は戦闘にはほとんど参加させられないのだ。

だからと言って、女性が戦争に無力だとは限らない。

守りの役目として、私たちは存在する。

生き残るべきであり、助ける人でもあるのだ。


*        *        *


 三日後、グラデュアル軍は、軍艦を揃えてやって来た。

軍艦同士の戦いが始まろうとしている。

これが木星星域の宇宙戦の始まりである。

戦闘が始まると、激しいビーム弾が飛び交った。

お互いに一歩も譲らないというほどの攻撃のし合いだった。

地鳴りが、私たちのいるところにも響いた。

基地の外で、激しい攻防が繰り返されているのだ。

基地に伝わる揺れが、さらにひどくなる。

だが、砲撃戦は地球側に分があった。

軍艦の数が多かったのだ。

それだけ砲門も多いというわけだ。

それに熟練の砲手たちも揃っている。

極めつけに標的をロックすれば、百発百中でビーム弾は命中する。

これでは地球側の攻撃が、敵の軍艦に面白いように命中するではないか。

攻撃は数時間続いた。

グラデュアル軍の軍艦は、穴だらけになっていき、轟沈する艦も出てきた。

戦いは完全に地球軍の勝利に終わった。

グラデュアル軍の軍艦は、沈められるか、その場から離脱するしか無かった。

相手は総崩れになっていく。

もはや、軍艦同士では勝負にもならなかった。

これでグラデュアル軍は、航空母艦を出さざるを得なくなるだろう。

今度は航空母艦同士の戦いになることは、目に見えていた。

それまでに地球軍も、航空母艦を揃えておく必要がある。

この基地の軍艦も次は、木星に行くだろう。

アマルテア基地は、駆逐艦や巡洋艦から、航空母艦にとって代わることであるのが分かった。

宇宙戦は、主力は航空母艦から出る無人戦闘機同士の戦いになる。

これは殺し合いではない。

一方的にこちらが相手を殺すのだ。

それが私たちの戦争なのだと思っていた。

私たちが木星に行くのは、もうすぐだろう。

この戦局で、地球側が勝利することは間違いない。

一方的に殺すことになれば、こちらの負傷兵や大破する軍艦も減る。

というか、無くなる。

それを期待しての、この宇宙戦闘の結果だった。

敵の軍艦は、すぐに引き上げた。

戦いはもう終わった。

次に備えて、また隊が編成されるだろう。

私たちは、木星へ行く。

ナースたちは、それに備える準備をした。



読者の皆様には感謝しかありません!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ