第56話 アマルテアとタイタンの復讐をせよ!
まだ続きます。
第56話 アマルテアとタイタンの復讐をせよ!
休暇はすぐに終わりを迎えた。
私たちはすぐに木星へ向かうことが決まったのだ。
アマルテア基地を奇襲され、タイタンをやられた地球軍は、報復に出るのだった。
まずは爆撃隊による空襲を、木星のグラデュアル軍基地へかける。
最新のレーダーロック付きのナパーム弾を使えば、民間施設への誤爆の可能性は無い。
しかし、今回の作戦では、無差別爆撃を計画している。
民間施設をも攻撃目標として、設定するのだ。
つまり、焦土化作戦なのだ。
これを倫理的にどうとか言う者は黙らせる。
すべてを焼き尽くすのが、この作戦の目的で、地球をナメるとどうなるかを、相手に教えてやるのだ。
爆撃は無人爆撃機を使う。
それも2000機以上を出すのだ。
これだけの軍備で攻撃すれば、グラデュアル軍もひとたまりも無いだろう。
軍事施設や民間施設は関係ない。
やられたらやり返す。
それも数百倍にして。
血の一滴すら蒸発させるくらいの爆撃を行うのだ。
これも戦争だ。
非人道的など、クソ食らえだ。
死には死をだ。
これが戦いなのである。
相手が悪いのだ。
グラデュアル星人が太陽系にやって来て、地球軍のアマルテア基地に攻撃して、戦いを始めたのである。
そして植民惑星をどんどん取っていった。
奴らが悪いのだ。
だから、何をしても正当化されるのだ。
これが正義の行いなのだから。
相手が苦しむ方法を見つけ、それを実行する。
グラデュアル星人は殺すしか無いのである。
次は木星だ。
そこを取れば、さらに土星へと侵攻するのが、私たちの作戦なのだ。
まずは上陸前に、爆撃して、戦意を喪失させることだ。
定石どおりにやれば、結果は自ずとついてくるのである。
爆撃の準備が出来たすぐに、爆撃部隊は軍を成して、木星へと向かう。
それからは一方的な絨毯爆撃だ。
木星にあるグラデュアル星人のいる地域を、宇宙から大気圏を抜けて、地上に落ちたら爆発するように設計されたナパーム弾を、数時間によって落としていった。
テラフォーミングされている木星を叩くことなど、容易なのだ。
爆撃でどのくらい敵が死んだのかも分からないほど、爆撃は続いた。
それが済むと、爆撃部隊は火星に戻ってくる。
ナパーム弾が入っていた爆撃機の格納庫は、全部空っぽになっていた。
残弾無しの、完璧な爆撃だった。
これで相手は震えあがり、地球軍にはもう逆らえないのではないかと思わせるほどの攻撃を食らわせてやったのだ。
上陸は簡単だろう。
レッドクルス号も出動する。
私やシュシュたち、従軍ナースの出番も近いということだ。
これも地球を守り、妹のマリアの命を守るためと割り切ろう。
そう思った私だった。
読者の皆様に幸あれ!!




