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ザ・レッドクルス  作者: あばたもえくぼ
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第20話  レッドクルス号、再発進!!

次の企画も整いましたので、書きます。

第20話  レッドクルス号、再発進!!


 ようやく、レッドクルス号の再発進の日がやって来た。

医療器具や医療品を持てるだけ持って、ナースたちは乗り込んだ。

私たちが前線でも戦えるように、軍隊の使う重火器の講習も教わったが、ナースたちの本来の役割は、前線で戦う兵士たちの治療だ。

レッドクルス号の医療施設も、以前よりもマシになった。

これで前線で戦う準備は整った。

いつでも前線に向かうことが出来る。

私はいつも通り、ナースとしての役目をまっとうすることにした。

戦いは男性に任せて、ナースはその治療に当たる。

これこそがナースの戦いなのだ。

レッドクルス号のエンジンがかかる音が聞こえた。

レッドクルス号は地球を離れ、大気圏を抜ける。

目指すはやはり、月基地だ。


 月面が見えてきた頃に、それは起きた。

グラデュアル軍の軍勢が、月基地に攻撃を仕掛けてきたのだ。

グラデュアルの戦闘機、バルト4有人戦闘機の大群が、月基地や病院施設を徹底的に攻撃を加えて、基地は破壊されてしまう。


 ドーン・キャリアーQWの主砲や副砲が、対空で敵の戦闘機を迎え撃った。

それでも敵の戦闘機は、ドーン・キャリアーQWの攻撃を避けていく。

地球側は、無人戦闘機も大量に飛ばした。

宇宙空間で戦闘機同士の空中戦が始まる。

空中戦になると、地球側に利があった。

敵をロックオンしておけば、ミサイルを外すことなど無いのだ。

そういった戦闘におけるテクノロジーに関してだけは、地球側の方が優れていたのだ。

しかも、相手は火星まで来てはいるが、それだけ自分らの惑星からは遠く離れたところまで来ているので、供給する物資を送るための輸送船が届かなければ、戦闘も何もない。


 地球に降り注ぐデブリの数々が、たくさん飛び散る。

そのほとんどが、大気圏を抜けられずに、火を噴いて蒸発した。

私たちの乗るレッドクルス号は、デブリを避けながら、月に向かって航路を取る。

月の基地はコナゴナに破壊され、着艦できるところは無くなった。


 艦内放送が鳴る。

『こちら艦長。目的としていた月基地がやられたので、本艦はこれより、そのまま火星へ向かう。繰り返す‥‥‥』


 レッドクルス号は、直接火星へ向かうことになった。

近くを浮いていた、ドーン・キャリアーQWが先導した。

レッドクルス号はドーン・キャリアーQWと交信しながら、一緒に火星を目指す。

結局、護衛艦を務めるのはドーン・キャリアーQWとなったのだ。

1艦だけの護衛艦で、火星まで行けるというのは、奇跡に近かった。

いずれ地球軍でも、まだ出動していない多くの艦隊が、時間と手間ひまをかけて、戦闘の準備をしているのが待機しているはずだ。

彼らが来れば、火星などすぐに攻略できるだろう。


 月の基地を破壊したグラデュアルの戦闘機は、火星に引き返し始めた。

それを追うように、ドーン・キャリアーQWとレッドクルス号は、火星へと向かう。

月はもうダメだろう。

私たちにとっての次は、火星だ。

着陸地点は現在は不明。

火星といっても広いのだ。

火星の地球軍基地と連絡してみるが、応答は無い。

直接火星はやめて、衛星基地に行った方が良いのかもしれなかった。

フォボス基地に連絡を取ると、返答があった。

まだ基地は、生きているようだった。

地球軍の中でも精鋭部隊が活動している基地なので、まだ敵の侵略を止めていたのだ。

ドーン・キャリアーQWとレッドクルス号は、火星の衛星、フォボスへ向かうことが決まった。

『艦長より、乗組員へ。これより我々は衛星基地フォボスへ行く。そのつもりで。繰り返す‥‥‥』


 次の進路は決まったようだ。


 レッドクルス号はまだ、火星には下りない。

 中継基地へ向かう。

 まだやられてない地球軍基地があったのが、幸いだったようだ。


 私たちは到着に備えた。



次はミステリーに挑戦します!!

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