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第1話

投稿が遅くなってしまってすみません。

学校の宿題などをしていたら、ついそちらにかまけてしまいました。

激しく雨の降る中、吸い込まれるような黒髪を腰元まで伸ばした女が歩いていた。

彼女の手には赤子が入った籠があった。

一軒の家の前で止まった女は、赤子を一度覗き込むようにしてから扉の前に籠を置き、雨の中どこかへ歩いて行った。



「bkbkuj5f:ys」

ん?誰かの声がするな

女の人っぽい声だ


それよりも意識がある?

俺は電車の下敷きになって死んだはずだけど…

もしかしてまた奇跡的に助かって病院のベッドで寝てるとか?


「uyw@q@e?」

今度は男の声だ。

早く目を開けて、声の主を見てみたいのに目が開きづらい、瞼が重い。


ん?誰だこの人

顔が外人ぽいし、しゃべってる言葉も理解できない、髪色なんて藍色みたいだ。

俺にこんな美人の知り合いなんていない、いるはずもない。

なによりも、この人俺のことを抱いているぞ?

いくら俺が小さいといっても、中学3年年生だ、とてもじゃないが非力そうな女性なんかに持てるはずはない。

もしかして、手足を失ってしまったのか?

命が助かったといってもそれは嫌だ!


そして…まるで自分の体でないように動かない体を何とか動かし見てみた。

結論が言うと、体が縮んでしまっていた。

具体的には、赤ん坊のサイズというかまんま赤子になっていた。

最初は受け入れられず、夢だと思っていたが1日経っても2日経ってもかわらない。




さすがに10日もたつと慣れてきた。いや、慣れるしかなかった。

周りの状況を調べながら過ごしてみると、どうやら目が覚めた時にいた二人はおれの母親と父親らしい。

つまり、俺は転生と言うやつをしたのだ。


ライトノベルやWeb小説などを数多く読んでいたからこそ、この結論に至った。

父親は少し細身の茶髪、これはまだ分かるが母親は髪が藍色なのだ。

こんな髪色の人が地球にいるとは思ってもいなかった、コスプレかなんかかと思ったりもしたがいつ見てもこの色なのだ。

たぶん地毛なんだろうが、次元を一つ落とさずにこんな髪色の人がいるということが信じられなかった。

そんな二人の子供である俺の髪色は気になるが、鏡を見る機会がないので髪色がまだわかっていない。

非常に気になるところであるが、変な髪色になっていたら絶対落ち込む。

そして、他のことはまだほとんどわかっていない。


家庭科の授業で赤ん坊は3時間周期で寝たり起きたりを繰り返すなんて教わった時は、そんなに寝るなんて信じられないと思っていたが、自分がなってみると突然ブレーカーが落ちたように意識が落ちてしまってどうしても起き続けていられなかった。

そのせいでここが何処の国なのかもまだわかっていない。

ああ、また急に眠気がやってき……



3か月が過ぎたごろには二人の表情やトーンから、だいたいのいいたいことと、少しの単語がわかるようになった。

なんども聞いているうちに自分の名前もわかるようになった。

どうやら、今世の俺の名前はカイルと言うらしい。

そして4か月もたつと

二人の言っていることが完全に分かるようになった。

しかし、まだ文字の読めない俺は、母親に絵本を読むように頼んでよく読んでもらっていた。


「カイル、この絵本は気にいった?」

「あうっ」

なんて会話をしながら、俺は今読んでもらった絵本の内容について考えていた。


この絵本でも、主人公たちが魔法を使っていたな。

今まで読んでもらった絵本すべてに魔法が出てくるなんて普通じゃないぞ、もしかして魔法がまだあると信じられているのか?

確認してみよう。まあ、子供に言うことだから嘘だと思うけど。


「カイルどうしたの?」

「あうー」

「魔法がどうかしたの?もしかして、魔法が見たいの?」

「あうっ」

「いいよ。お部屋の中だからすごい魔法は使えないけど、水の魔法くらいなら」

そういうと、母は両手から大きめのスーパーボールくらいの球状の水を出して空中で動かし始めた。

「うぇ!」

マジか!この場所が地球ではない確率が確定レベルまで上がったぞ…

「はいっそろそろおしまい」

そう言うと母は窓から外に水を出した。


んー頑張ったらおれも出せるかな?前世で読んでたラノベとかのキャラみたいな感じで…

「うー」

「なにをしているのかしら?」

なにもでないな、何かが体から抜けるような感覚もない。

何かしらのコツでもあるのか?早くしゃべれるようになりたいな。

うぉーまた眠くなってきた早く魔法を使えるようになりたいのに…


「あらあら、おねむの時間かしら?よく寝て早く大きくなるのよ」




今後もこんなペースでの投稿になってしまうと思います。

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