表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
未誕英雄は生まれていない  作者: 伊野外
装備
32/179

・人物紹介(ネタバレあり)

既読部分はもちろん、それ以外もネタバレあり。

まあ、裏話というか、こんなことだったというか、本文中で書く気のない設定とかそういう感じ。


主人公――だんだんと強キャラ化していて、書いてる方としては「もっと弱体化させなければ」という義務感に駆られる。


ペス――だんだんと弱体化していて、書いてる方としては「もっと理不尽に強くしなければ」という義務感に駆られる。


ヤマシタさん――性格は侍っぽい、やってることは忍者っぽい、という方向性だったはずだけど、委員長のおもちゃとしての道を突き進みつつある。変える気はない。


委員長――なんかおかしな具合におかしな方向へ行ってる気がする。最初はかわいそうなだけのキャラとして設定しているはずだった。せっかくだから、もうちょっと暴走させたい。



黒鎧

 形質 機械、人、転換装置

 欲求 手助けしたい、遊びたい、役立ちたい

 属性 無邪気、戦闘狂、おおらか


実は未誕英雄のプロトタイプ、なので普通に人間。少なくともその魂は。

内部に物質の転換装置があり、これが黒鎧の本体とも呼べるものとなっている。

この特殊すぎる装置のせいで、他の未誕英雄と違って他世界にゆくことが難しく、この世界に拘束されている。

だが、まあいいかとばかりに、けっこうのんきに素材を融通したり、新入生に装備を贈ったりしている。

黒鎧本人としては、ポケットの中に放置していた石っころをあげるような感覚、気に入った人にだけ特別な装備をあげるが、それも「これ綺麗な石だから君にあげるね!」という感じ。

なので初回に限らず、実は頼めば何度でもくれる。それをしてはならないという約束を過去に取り交わしたはずだが、本人はもうすっかり忘れてる。周囲はそれを必死に隠そうとしてる。

黒鎧へと入れられたときと変わらず、その魂は子供であり続けている。


食べることも寝ることもないが、たまに読書はしている。図書館の司書とは仲良し。主人公が観察していることはバッチリ気づいていたので、読書風景は見せなかった。だって、なんか読んでるの見られるのって恥ずかしいし。


戦う様子であげる装備を決めてるので、仮に主人公が殺意のみを優先していたらそういう妖刀になっていた。


司書

 形質 管理者、夢幻操作者、静寂虚空

 欲求 寝たい、静かにしたい、本に囲まれていたい

 属性 ねぼすけ、知者、狂気


図書館における唯一の司書、その知識量は膨大というよりも「いつの間にか知っている」。

彼女だけが立ち入ることのできる閉架図書館は、実は物質的にはどこにもない。裏へと行ったところにあるのはベッドだけであり、そこで眠るのが本を取り出す作業となる。夢の中の図書館の本を現実へと選び持ち出すことができる――彼女の能力はそれだけであり、そして、だからこそ別世界へ行くことを堅く止められている。知識の流出を恐れてではなく、むしろ知識のこれ以上の収集を恐れてのこと。彼女の内部でどのような変化が起きるか誰も予測できない。


何十、何百回と図書館へと足を運び、貴重な本を読む内に「面倒だから」という理由で、彼女の夢内部へと入る許可を貰うことができる。足を運ばずとも眠り望むだけで蔵書が参照可能となる。

ただし、彼女と違い、その本を外へと持ち出すことはできないし、あまりに長くいると、彼女の内へと取り込まれることになる。

黒鎧は、司書によく「いつまでもここにいるなよ」とひっぱたかれて外へと引きずり出されてる。黒鎧だけが眠りを通してではなく実際にそこへと足を運んでる。


……書いてて思ったけど、クトゥルフとかで似たような設定があったかも。それともなければ別の小説とかか。まあ、表に出ないであろう設定なのでご勘弁を。



鍛冶屋

 形質 人間

 欲求 ロック魂(偽)、鍛冶屋魂、筋肉を崇めよ

 属性 頑張り屋、恥ずかしがり屋、小心者


たぶん今のところ唯一の普通の人間。代々鍛冶屋をしていた。

ロックに対する知識はかなり限定的かつねじ曲がったもので、本人も薄々それは自覚している。

幼い日、とある未誕英雄がマッスルでロックでクレイジーな演奏をしたのを見たのがきっかけ。数日間寝込んだ。

夢の中でもマッスルでロックで全裸だった。

それは大コンサート会場で、彼女以外の客も含めた全員がロックでマッスルで全裸だった。ひどく魘された。

立ち直ったあとにそれらを好きになったのは、トラウマを克服するための心理的な防御反応だったのかもしれない。

きっかけはそうしたものだったが、今では普通に好き、二回生が訪れるたびにそうしたものが無いかと胸躍らせるが、ほとんど出会えない。

実は図書館内部には、音楽再生可能なものもあり、本物のロックを味わうこともできるのだが、鍛冶屋がそれに気づくのはまだずいぶん先のことになる。


鍛冶屋と黒鎧と司書、後に三角関係になったらおもしろいとか今思った。

誤字脱字などがありましたら、報告いただけると助かります。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ