・人物紹介(ネタバレあり)
相変わらずの、ネタバラシの裏話。気になるひとはご注意を。
主人公――パワーアップしようなそうじゃないような。ただしお金はどんどん離れてる。ぺスが部下であることにだんだんと慣れてきた。
ペス――そこそこ日々の生活を楽しんでいる、魔術技能がちょっと上がった。
委員長――今回の件で弱体化。不運が国家崩壊レベルから街崩壊レベルにまで下がった、やったね!
ヤマシタさん――だんだんと戦闘もできるようになったが、相変わらず猫。人間化することに躊躇がなくなってきた。仲間内ではタレ目にしかバレていないと思っている。実際にはペスだけが知らない。
祓打充
形質 人間
欲求 整理整頓 順番通り お掃除
属性 おかん 四角四面 魔術師
本人としては生真面目に日々を過ごしていたが、端から見るとかなりヘンなタイプ。
そのギャップのせいか、厄介な人間やトラブルを絶え間なく引き寄せる。
魔術師として高い適正を持ち、魔力を扱う感覚を得ていたが、祓打自身は日常生活の中でそれを「気のせい」の一言で済ませていた。
順番通りを守らない相手であれば総理大臣だってぶん殴る男。それがおかしいことだとは欠片も考えていないことが一番おかしい。
魔術をようやく拾得した。
その内に、ただの人間でありながら誰よりも魔術知識について詳しくなるのかもしれない。
他の未誕英雄たちは素早くレベルアップし、とっとと『生まれ』て、忘れてしまう、知識を貯めて重ねることをしない。
諦めない男が兎を追い抜くことも、あるのかもしれない。
もともと今回の話は、この人物紹介箇所に書く予定だったが、なんだか話がどんどん膨らんで「日常Ⅱ」になった。
深く考えずに書いたのに、妙にキャラが立った気がする。
サルファ
形質 妖精 因果渡航者 計画者
欲求 からかいたい 寂しさを感じたくない 壊したい
属性 無邪気 悪意 子供
今回の黒幕。
依頼報酬支払い機能のオーブンを利用し、祓打を呼び出した。正確には「面倒なことをいろいろしてくれて、自分よりも弱い相手」を召還しようとした。失敗したと思っていたら時間差で接続。要求通りの人物が来ることになった。
あと、祓打の魔術拾得を邪魔し続けた。本来であればすぐに成功したものが、いつまで経っても上手く行かず、彼女が居なくなった後あっさり成功していたのはそのせい。
祓打が彼女にまったく構わず、元の世界に戻る努力だけをすることに業を煮やし、監禁しようとしたところ、ぶち切れた辻斬りに襲われ『生まれ』ることになる。
被害者であると同時に加害者でもある立ち位置。
なんか……コヤツは気づいたらいた。
本気でどうして登場していたのかわからない。
もともと白い獣に襲われるのは祓打の予定だった気がする。最初に因縁付けた人が疑われて、みたいな流れを想定していたような気が……
ある意味、とても便利に使ってしまった人。
白い獣
形質 獣人 (永劫回帰) (復活者)
欲求 死にたい 作りたい 逢いたい
属性 ぼっち 面倒くさがり 混沌
死にたいと思っても死ねなかった未誕英雄。
元々はそれほど強力な能力ではなかったが、修練し、鍛錬し、前線で仲間を守り続けている内に一線を越えた回復力を得た。
正確には限定的な時間遡行と魂魄復帰と自動回復の合わせ技であり、ゲートを上手く利用できたのもそのため。
その「一線を越えた回復力」を放棄したことで、ようやく『生まれ』ることができた。
生まれた先は日本、未誕英雄世界で過ごした時間の影響は消去されるので、ちょっと時間がまき戻る。
特殊能力はほとんど失い一般人とさして変わらない。せいぜい獣化できるくらい。なのでもはや英雄ではない。特定個人の、祓打のためだけにいる英雄。
常日頃から、様々なトラブルを息を吸うように引き寄せ続ける彼を、影から守っていた。
夜を徹してストーカーを撃退し、ようやくスヤスヤ眠っていたのに、「なにを寝ている、掃除するぞ、さっさと起きろ」と言われてしまうことが非常に不本意だった。だが、悪い気もしていなかった。
祓打が未誕英雄世界に行ってしまった後、放棄していた回復力を取り戻し、時空を渡る術を探すことになる。
無駄とわかっていても、待ち続ける選択肢を選ぶことはない。
「祓打の英雄」であることを決して止めない。
性別は、実はわざとぼかしてある。
男でもいいし女でもいいなと思う。
狼顔の二回生がいろいろな意味で執着していたが、心底いい奴なのでチャンスを逃し続けていたとかって話もあったが、書くの面倒だったのでほぼカット。
・四方山話
日常系のものを書いてみたはいいものの、色々と疑問が湧いたりした。電気ガス水道通ってるけど、これってどうやったんだろうかとか。この維持コストすげー大変じゃないだろうか。家を建てるのとか魔術やらなにやらで可能かもしれんけど、その先が困難というか、ライフライン関係どういうシステムになってどうやってるんだ? 未誕英雄とか結構すぐに消えてしまうし、それに対してイチイチ工事するのはどう考えても割に合わないだろうし、この場合、公共の井戸とか料理と熱源は石炭の方がむしろふさわしいんじゃないか?
というようなことを真面目に考えると、お話としてはたぶんまったく面白くないので途中で考えるのを諦めた。その辺りの整合性をちゃんと取ったものだと、ちょっと生活様式が共感し辛いものになりそうっていうのもある。
ああ、この世界、時間やら空間やらの接続が変になっている部分がけっこうあるので、その辺りを旨い事利用したんじゃないだろうかと今になって思ったけど、それはそれでいろいろとまた別方面での問題が出て着そうだなぁ、とも思う。
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