プロローグ
初めまして、A:writeと言います。
処女作品なので不安ばかりですが、完結させられるように頑張りたいと思います。
この小説は男性主人公を中心とした恋愛モノです。
キャラ設定とかはまた話しが進んだ時にします。
――――――生まれて物心ついた時に見た、最初の景色を俺はハッキリと覚えてる。
だってその景色は、高校生になるまで変わらずにいたのだから。
空間は白一色に近く、有彩色と呼べるものが少ない。
窓の外に広がる景色や、食事に出されるもの以外に色と呼べるものはほとんどなかった。
それが俺の、十五年間の景色。
病室と言う、真っ白な籠の中で育ったんだ。
俺は高校生になるまで、夢を見ていた。
こんな俺でも、きっと誰かと恋をして、そして愛し合える日が来るのだろうと。
まだ見ぬ、様々な色に染まる少女達。
少女達は、一体どんな表情になるのだろうか?
笑い、怒り、泣き、照れ、真面目‥‥‥。
俺じゃ絶対にできない表情が、きっとそこには沢山あって、俺はそれを見てみたい。
そんな想いが叶って、俺は三月の春に退院し、高校に入学することが決まった。
俺は新しい場所で、新しいことを始める。
学業、バイト、部活、運動、家事、勉強‥‥‥そして恋愛。
挙げればキリがないことを、俺は始める。
そして俺は、桜の季節に、少女達に出会う。
誰に恋をして、誰に想いを伝えるのかは分からない。
なぜなら――――――教科書に、恋の答えは載っていないから――――――。
以上、プロローグでした。
次回、第一話では主人公やヒロイン達が登場していきます。
名前も次回に発表です。
それともう一つ報告。
小説投稿の予定は後書きの段階では決めかねますので、私のユーザーページにあります、『活動報告』の方をご覧下さい。
小説投稿・制作状況・その他バトン等の情報は全て活動報告に書かせていただきます。
それでは次回、またお会いしましょう。
これからよろしくお願いします。
感想、どしどしお待ちしております。