エピソード 2
ハッ...!とし目を覚ます。
そこにはいつも見ている天井があった。
意識がぼーっとして現実味がわかない。
何度も目をこすり、指先を動かす。
時刻は午前四時を表している。
初めてあんなに現実味のある夢を見たと思った。
夢で見た少年を思い出す。
私の想像であそこまで綺麗な少年を作り出せるのかと関心すらする。
夢はやはり一番いいところで終わる。
あの少年と少し話してみたかったなーと思いながら身体を起こし仕事にいく準備を始める。
『おはようございます』
おはよー、と職場の人に挨拶しいつも通り仕事を始める。
「おはよう。『雫石』」
『おはようございます。』
「仕事には慣れた?」
『あー、はい、ぼちぼちですかね』
「そっかそっか、じゃあさ今度親睦会あるんだけどこないか?」
正直行きたくない。入社してもうすぐ1年になるけど何かと理由をつけて親睦会という名の飲み会は避けていたけど、流石にそろそろ参加しないと付き合いの悪い人というレッテルが確実についてしまうだろう。
『そー、ですね。行きます。』
「おっ!まじか!来ないと思ったわ!オッケー、じゃあ後から詳細連絡するな!」
『あっ...はい』
訂正。もうすでに付き合いの悪い人のレッテルはついていました。
あの人にもう一度なりたい。きっとあの人ならきっと.....いや、やめておこう。
所詮、私の妄想であり、自分には出来ないことをあの人にやってもらっているだけなのだから......
仕事終わり。
すぐにお風呂に入る。ご飯は....準備がめんどくさい。冷凍食品をチンして食べ始める。
『またあの男の子に会いたいな....次は少し話もしてみたい』
いつもならこの時間は仕事の反省会だけど今日はそれよりもあの少年と話してみたい気持ちが大きい。
『普段なら絶対に他人に自分から話す事なんてないけど夢くらいそうしたいな~』
なんて思いながら夕食を食べ終えて何本かアニメを見て布団に入る。




