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~新世界神話~【神(AIキャラクターエンジン)に祈(プロンプト)る人間(作者)が、神の創造(生成)した事象(イラスト)を裁定する世界で】  作者: かぐつち・マナぱ
1章 次の一歩

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20/22

1章③「お外で出会ったのは・・」

(注意)あくまでイラストはイメージとして、大らかに捉えて下さい♪

イラスト多用しますのでデータ量とかどうなんでしょ?むっちゃ心配なので、心当たりのある方はバックおーらいして下さい!!!

「う~ん♪、初春のうららかな朝だね~、気持ちイイ~♪」


挿絵(By みてみん)


春先の少し肌寒い朝だけど、繋いだ手の安心する温かさを感じながら、家の周りを散策中のふたり・・遠くには、まばらに建つ家も見えるけど・・誰もいません。


「うん、おてんき?だね、きもちいいねぇ~♪・・でも、おか~さん、うわわか?っておひさまのこと?、うにゃにゃか?って、なにな~に?」


見るモノ、聞くモノ全てが珍しい、愛娘が素朴な疑問を遠慮なく聞いてくる。


そりゃそうだ・・だって、この子は初めて明るい世界に出たんだもんね♪


「う・ら・ら・か、ね?・・春っていう季節の中で、今みたいに柔らかい日差しが届いて、のどかに晴れている様子のことだよ~♪、あわせて緑もいっぱいだし、心も穏やかなカンジがしない?・・日本語は表現が豊かだよね~♪」


私こと、お母さんが何でも説明してあげちゃうからね~♪


「うにゃにゃかじゃなくって、うららか!・・うん!、みどりがいっぱい♪」


舌足らずでネコっぽい『うにゃにゃか』が『うららか』に訂正されてしまった・・可愛いかったのに、少し残念?


まあ、まずは正しい知識からね!、それからでもアレンジは遅くない。


「あっ!?、おかあさん、みてみて、あそこ!、なにかいるよ!?」


そんなことを考えていたら、私の手を強く引っ張り、興奮した様子で声をあげる?


挿絵(By みてみん)


「あっ、バイカラーのネコだね?・・首輪がついてないから、野良猫かな?」


声の指す方を見てみると、そこには白黒2色の猫ちゃん・・あっ、「バイカラー」と「ツートーンカラー」は同じ意味で、異なる2色を並べた配色のことを言う。


濃淡の差がはっきりとした2色や色の系統が違う2色、タイプが違う2つの柄など、さまざまな組み合わせのパターンもそう言うね。


最近は、バイカラーの方がトレンドワードとしてファッション業界で頻繁に・・


「あれが、ねこちゃん!、かわいい・・あっ!・・どっかいっちゃった・・」


おや、私がいつも通りの脳内会話に気を取られている間に・・『うにゃにゃか』で召喚された野良猫さんは、サッと目の前からいなくなってしまったようだ。


「もっと、みてたかったなぁ~・・おかあさん、ねこさん、またくるかな?」


猫に会うのも初めてだったから、じっくり観察したかったんだろうね・・フラッと、ウチの周りを通り過ぎただけだろうし、また会うのはちょっと難しそう。


「う~ん、私は猫もスキなんだけど・・猫さんは気まぐれな性格が多いらしいから、どうだろうね?・・あと、お母さんのお仕事あるから、動物を飼うのはダメかもしれない・・絵を描いてるのをジャマしちゃう子もいそうだからね」


何でも言うことを聞いてあげたいけど、ダメなことや、控えた方が良いことは教えてあげないとね?、親としての義務教育も始めましょう!


「お母さんも、その子も困っちゃうのはイヤだもんね・・わかってくれる?」


特に私の場合は直接、紙に描く絵師だから・・『もしも』があったら・・


「うん・・おかあさんのおじゃましちゃダメなの・・おウチで、ねこさんとなかよしできない・・スイわかった・・ちょっとざんねん・・あっ、おかあさん、ねこさんもスキなの~?・・じゃあ、これは?これは?・・むん!」


にゅる~ん・・ぴょこん!、ぴょこん!


挿絵(By みてみん)


すいがネコミミ幼女様になっちゃった!?・・うわぁ~、か、可愛すぐる~♪」


はい!、皆様ご存知の通り(?)、この子は私が好きって言うモノになりたがる癖(?)があります!、今回は、猫ちゃん=ネコミミです!


さっき、ちょっと見ただけなのに、よくできてます!、褒めてあげたい!、とっても可愛いです!、写真に残して・・パチャリ!・・よし、触りたい!、ダメぇ!?


私の中で相反する、ふたつの心が激しくせめぎ合う!!!


(保護者としての倫理)

こんな姿が他の人に見られたらどうする!?、この子を守るんでしょ!?

     ↓

  バチバチバチっ!!!

     ↑

(ケモナーとしての欲望)

私だけに見せるだけならイイではないか?、コスプレって言い逃れも・・



・・はい!、ケモナーの負け!、お外ではダメ!、ゼッタイ!!!


「くぅぅ・・可愛いすいがネコミミで更に可愛さ100万倍だけど・・ぐぬぬ・・お外ではダメ、ニンゲンにはネコミミ無いからね?・・ぐぅぅ・・おウチの中で、私がOKって言ったときだけ・・その時だけよ?、わかった?(私へ)」


・・私は断腸の思いでネコミミ娘のすいと、己(欲望)に向き合う・・


「う、うん、わかった・・おか~さん、おめめ、こわいかも・・だいじょうぶ?」


激しい(私の脳内)戦闘の余波を感じさせてしまったか!?・・・けど、物分かりが良い子でホントありがたい・・でも、ダメダメもダメだよね?(謎)


「ず~っとウチにこもってばかり、ってワケにはいかないもんね・・もうちょっとだけ、お散歩してみようか?、確か、この先に犬もいたような・・」


この子の従順さと、好奇心のバランスがどれぐらいなのか・・あえて、試すようなことも言ってみる・・この子の知識欲も満たしてあげたい気持ちも当然あるけど。


「おいぬさん?、スイ、おいぬさんにもあいたい!、もっと、おそといきた~い♪・・でも、いいの?、おかあさん、かきかきしなくていいの?」


私の提案に嬉しそうなすい・・だけど、ちゃんと私にお伺いを立ててくれる。


見た目以上に、ものすごく聡い、可愛い私の子・・今は大丈夫だけど・・


「じゃあ、ちょっと距離があるけど、一緒に行ってみようか~♪」


そう言いながら、内心の不安を隠して、小さな手を握り返す。


「うん♪、おかあさんといっしょ♪、うきうき?わくわく?するね~♪」


私は、今の周囲で最も頼りになる人、信用できる人の家に向かおうとする。


・・多分、『すい』を見ても、動じない人物だと思うから・・



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



「あっ、かわいいおはなさん♪・・おか~さん、このおはなさん、なにな~に?」


顔と髪を隠したフードの中から、道に咲く花の名を聞く声がする。


挿絵(By みてみん)


花弁が平らに開き、少し鼻ぺちゃな感じが素朴で可愛らしい花・・鳥や虫たちが蜜を見つけやすいように、春に向けて最初に咲く花色は黄色・・


「あれはプリムラって名前の花で、ラテン語で『最初の』っていう意味がある、春に最初に咲く花だよ♪・・う~ん♪、かぐわしい花の香りで心が落ち着くね~♪」


私とすいが最初に見た花が『プリムラ』っていうのも、何か運命を感じるね♪


「すぅ~・・うん♪、かぐやしい?おはなさんのイイかおりがするね~♪」


ふふっ、か・ぐ・わ・し・い、ね?・・私をマネして花の香りを嗅ぐ、すいが可愛らしい♪・・用心の為に翡翠色が見えないよう(異人か分からない)にしてもらっているけど・・


「あっ!、おかあさん!、あのこが、おいぬさん?・・ねこさんとちがうね?」


挿絵(By みてみん)


すいがいち早く、信用できる人の家に飼われている犬を発見。


その横には花が咲いていて・・吠えもせず、じーっとこちらを伺っている・・さながら『花の番人』のようにも見えるけど・・機嫌は悪くなさそう?


「こんにちは、おいぬさん!、わたしはスイだよ?・・おはなしできる?」


スイの可愛らしい挨拶にも無反応?、この子の可愛らしさに耐える生き物がいるとは!?、なかなかヤルじゃないかお主・・ただモノ、いや、ただイヌではないな?


「おイヌさんもネコさんも、お話はできないんだよ~・・すいのことは嫌いじゃないみたいだけど、怖がらせちゃうから、近寄るのは仲良しになってからね?」


「は~い♪・・おいぬさん、スイと、おめめで、おはなししてね~?」


うん、犬を好きって言ってないから、すいも大人しく観察してるだけ・・だよね?、お互い見つめ合ってる・・人智の及ばぬ異種族コミュニケーション中ですか?


・・まあ、さておき・・玄関にたどり着いたので~・・


「どなたかな~?、今、庭におるんじゃ~!、こっちに回って来てくれんか~?」


チャイムを鳴らそうとした手が、裏から聞こえてきた声で止まる。


うん、心当たりのある人物の声・・失礼して、声の方に行ってみようか。


「すいません~、お邪魔しま~す・・こんにちは~、山野ですけど~」


・・こんな田舎(失礼)には似つかわないような、西洋風の石畳などが整備された立派なお庭・・もしかしたら、ウチの古民家カオスを造った人物が関係しているかも知れない・・などと思いつつ、私とすいが庭に足を踏み入れ、声をかけた瞬間・・



びゅおぉぉぉぉぅぅぅーーーーー!!!・・ばさっ・・



「うわぁっ!?」「か~ぜーー!?」「おぉぉっ!?」


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挿絵(By みてみん)


「すごいかぜだったね!?・・おかあさん、かぜってひかる?、なぜな~ぜ?」


目も開けてられないような風だった・・1回だけで続くようなことはなかったけど・・興奮した翡翠色を露わにした大きな瞳が、また疑問を私に・・


「うん、すごい風だったね、ビックリした・・えっ?、春の表現で『風光る』っていう言葉があるけど・・あっ!?、すいのフードがっ!?」


巨大台風並みだったんじゃないだろうか?、私もまだドキドキしながら・・ちょっと!?、そんなコトよりフードも風で飛んでる!?、ま、まずい!?、いきなり、この子のこんな姿を見られたら!?


挿絵(By みてみん)


「風光る、とは春になって日差しが強くなり、風も光り輝くような意味ですな・・この時期は冬に比べるとずいぶん日も長くなり、昼間の強い日差しに包まれた景色の全てが、生き生きと見えることから名づけられた言葉ですがのう・・」


その白髪の人物は、深い皺が刻まれた顔をこちらに向け、淡々と言葉の意味を説明する。



「どうにもワシの目には、そちらの子も緑色に見えるのですがな?」



・・そして、射貫くような鋭い眼光を私たちに向けていた。



拙い作品ですが読んで頂いて、ありがとうございます。皆様の応援が生きがいです!ブックマークやコメント、誤字脱字、こうしたらいいよ、これはどうかな?、何でもお待ちしております。(ツッコミも宜しくお願いします!)

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― 新着の感想 ―
ケモミミ! ネコミミ! ニャンコにワンコ! なのにここでオジサンだとっ!? いや、オジサンというかおじいさん?
猫よすよす。猫耳もええなぁ。 (*´ω`*) 吠える犬は苦手だけど、この犬は大人しそうなので大丈夫かも? (╹▽╹) 好奇心旺盛な翠ちゃんが学習していく様子は微笑ましいです! ヾ(・ω・*)ノ
おじさんに見られた!?Σ(゜Д゜) どうなるの!?
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